ツレがうつになりまして。
2011年10月8日公開
夫がうつ病になったことをきっかけに、これまでの自分たちを見つめ直し、成長していく夫婦の姿を描いた細川貂々の同名コミックエッセイを映画化。
あらすじ高崎晴子 の家族は、夫・幹男 、そしてイグアナのイグ。幹男は仕事をバリバリこなし、毎朝お弁当まで作るスーパーサラリーマンであった。そんな幹男がある朝、真顔で「死にたい」と呟く。病院での診断結果は、うつ病(心因性うつ病)。仕事の激務とストレスが原因らしい。結婚5年目。幹男の変化に気付かなかった晴子は、幹男に謝りながら、「会社を辞めないなら離婚する」と告げる。そして会社を辞めた幹男が主夫になり、家事嫌いの晴子は内心嬉しく思っていた。だが、幹男のバカ真面目で完璧主義な一面もクローズアップ、時々イラッとすることもあるが、晴子は以前より明るい性格になり、グチグチ文句を言わなくなった。ところが収入源がなくなり、高崎家は貧困街道まっしぐら。そこで晴子は編集部へ行き、「ツレがうつになりまして、仕事をください」と大胆発言。晴子は新しい仕事をもらい、幹男の体調も徐々に回復していく。もう二度とあの元気な幹男に会えないのか、と不安になったこともあるが、考え方次第で人生はハッピーになると知った晴子。そして、小さなつまづきのその先には、ある奇跡のような出来事が待っていた……。
監督:佐々部清
原作:細川貂々(「ツレがうつになりまして。」(幻冬舎刊))
脚本:青島武
企画:遠藤茂行、日達長夫
製作:黒澤満、木下直哉、重村博文、平城隆司、福原英行、久保忠佳
プロデューサー:國松達也、臼井正明
【キャスト】宮崎あおい、堺雅人、吹越満、津田寛治、犬塚弘、中野裕太、梅沢富美男、田山涼成、大杉漣、余貴美子