ドラッグ・ウォー毒戦
2014年1月11日公開
あらすじ
中国・津海。コカイン製造工場で爆発事故が発生、ひとりの男が車で逃亡後、衝突事故を起こし病院に担ぎ込まれる。中国公安警察の麻薬捜査官・ジャン警部 は、その男テンミン が麻薬取引に大きく関わっていると察し、減刑と引き換えに捜査協力を要請する。彼によれば「黒社会の大物・チェンビャオ(リー・ズェンチ)から原材料をテンミンが受け取り、自身の工場で精製。完成したブツを津海の魚港を牛耳るハハ に受け渡す」というのだ。かくして、ジャンや女刑事ベイ 、シャン刑事 らが所属する津海警察、原材料を積んだチェンビャオのトラックを追跡中のグオ刑事 らが所属する珠江警察による合同捜査隊が結成される。その晩、チェンビャオの甥・チャン をハハに紹介しようとしていたテンミンとともに、商談場所のホテルへと向かう捜査隊。チャンとハハは互いの顔を知らないこともあり、ジャンがチャンを装い、ハハに接触。ハハは東北部の大物を知るだけでなく、光州と釜山にシマを持つ韓国マフィア、さらに歌舞伎町をシマに持つ日本のヤクザとも密接な関係があり、アジア麻薬シンジケートを形成しようとしていた。彼との商談をまとめたジャンは、続いてハハを装いチャンに接触。チェンビャオ逮捕へと一歩一歩近づいていく。一方、テンミンは鄂州にいる自分の弟子、ろうあの兄弟 が営む工場に原材料を積んだトラックで向かい、ハハとの取引のための出荷作業を進める。翌日、ハハの漁港でテンミンとの密売取引が行われる中、武装警官が介入しハハを逮捕。同じ頃、武装警官は鄂州の工場にも介入するが、ろうあ兄弟の予想外の襲撃に遭い、多くの死傷者を出す。ジャンに疑いをかけられたテンミンは「チェンビャオはダミーにすぎない。真の黒幕は7人の香港人だ」と証言。翌日、ハハを装ったジャンが待ち受ける中、チェンビャオとチャンがハハの漁港を訪れる。彼らの周辺には、ファットをはじめ、ドン と妻のサー 、テンミンの兄・スー 、彼の名付け親・チュエ など7人の香港人の姿があった……。
監督・製作:ジョニー・トー
アクション監督:イー・ティンフォン
脚本:ワイ・ガーファイ、ヤウ・ナイホイ、リケール・チャン、ユ・スィ
製作総指揮:リウ・ヤンミン、グ・グオキン、ヤン・シャオミン
製作:ワイ・ガーファイ
撮影:デヴィッド・リチャードソン
【キャスト】
スン・ホンレイ、ルイス・クー、ホァン・イー、ウォレス・チョン、ラム・シュー、ロー・ホイパン、エディ・チョン、ミシェル・イエ、ラム・ガートン、ケビン・タン、グオ・タオ、リー・チン、ガオ・ユンシャン、クリスタル・ホアン、ハオ・ピン、フィリップ・キョン