知人に、とっても素敵な七十代の女性がいます。
突然の交通事故で六十代の十年間を寝たきりで過ごし、自分の身体を治すのは医者ではない、私よ、という気づきを経て、今ではそこらの人よりも活動的に日々を過ごす本当に御魂の美しい人です。
会うたびに新しい学びをしていて、話についていけないこともままあるのですが笑、彼女とお話をするひと時はなんだかとても豊かな香りに満ちた時間なのです。
彼女といると私は聞き役に回ることが多いのですが、先日ふと、自分にとって苦手な人とか、どうしてもこの人と合わないな〜という人がいたら、どうしますか、と尋ねてみました。ちょうどそういうことで少し煩わしく感じていたことがあって、彼女ならどうするんだろう、と興味が湧いたのです。
すると彼女はきょとんとして、
「あのね、まず、私は、自分にとって苦手な人とは出会わない!って決めてるのよ。」
と、あっさり言いました。
な、なるほど・・・。
「その上でね、自分と合わないなーとか違うなーという人がいたら、面白がることにしてるの。ああこの人はそういう風に考えるんだ、ってね。」
たしかタモさんも似たようなこと言ってた気がするなあ、と思いながら私は話を聞いていました。
実はここ最近、遠回しにですが、「これはしてはだめ、あれもだめ」と、自分を制限するようなことを言ってくる人と出会っていました。
スピリチュアルでは、出会う人はすべてことごとく自分の鏡だということを深く学びますので、もちろんその人は私の鏡なのだと知っていました。その人があらわにした罪悪感は、私の中にあるものを映してくれているのだと。
でもついもやもやしてしまって、その人が不意に投げかけてくる制限の罠に絡めとられがちな自分もなんだか情けなくて、その話を彼女に打ち明けてみました。
そうすると彼女は、
「ああ、そういう時はね、ごめーん、自分で見つけて〜。って言って、サラサラサラ〜って自分のまわりに幕を降ろしちゃえばいいの。」
あ、直接言うわけじゃなくて、心の中でいいのよ、と言いながら、彼女は両手でひらひらと薄いベールを自分の頭からまとうような仕草をしました。
その人の罪悪感は、その人が自分ではらうしかないから。私はもう見つけちゃったの。でも、代わりに見つけてあげることはできないからさ、とさっぱり言う姿は、格好いいやら清々しいやら。
私も今度からそう言おう、、!と思ったのでありました。
※もちろん、カウンセリングする時はこんなことは言わないですよ。あしからず。
裁かず責めず、正すでも落ち込むでもなく。
ごめーん、自分で見つけて〜。
なんだかとてつもなく軽やかですよね?笑
制限を手放して、どこまでも光に戻っていきたい3月のはじまりです。
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