何年か前のこと、あるアロマのワークショップに参加した時に、講師の女性がこんなことを言っていました。

「いいですか、決して自分から嗅ぎにいかないで!向こうから香ってくるのを待ってね」

彼女のオイルはあまりによい香りなので、瓶の蓋を開けた瞬間、思わず鼻を近づけてクンクン嗅ごうとしたくなるのですが、それはしないでと。

手にオイルを垂らして1秒、2秒・・・
しんぼう強く待つと、必ずふわりと漂ってくるものがあるから、そうしたらあなたの全身でそれを受け入れて、あらゆる感覚をつかって感じてみて、と。

(ちなみにオイルを垂らすのも瓶を乱暴に振るうのではなく、ただ逆さまにして、葉っぱから朝露が零れるように垂れてくるのを待って、と教わりました)

当時はそれがよくわからなくて、なんで嗅ぎにいったらいけないんだろ、と思っていた。まあ、はしたないものね、くらいに考えていました。

なんだか最近このことをよく思い出していたのですが、これって、宇宙の流れというのか、願いごとが叶っていく時と似ているなぁ、とふと思ったのです。

全身に力を込めて、前のめりでそれを「掴み取りに行こう」としている時に得られるものは案外少なくて、
ただそれが「来ると知って待つ」、そして一度来たなら自分の仕事はひたすらそれを「邪魔しない」だけ、というか。

もちろん、ただ待ってればいい、ということではなく、現実的な行動(たとえば瓶の蓋を開けるとか)は必要ですが。

ただ、抵抗をやめる。

そうすると、今はどんな香りに包まれるかな・・・

そんなことを思ったら、香りをテーマにした絵が描きたくなりました。


デジタル画 『金木犀の香る頃』

by adobefresco


『雪の日の匂いがする』

by adobefresco


そういえば、子どもの頃はもっと雨が降り出す直前の土の匂いや、夏が近づいてきた朝の草の匂い、隣の家のカレーの匂い(笑)も、当たり前のように敏感に感じとっていたなあ、と思いました。


もっと抵抗をやめたなら、どんな香りが感じられるのだろう。





 
 
 
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