成田悠輔さんて知ってる?絶対あなたの好みのタイプだと思って、と、突然知り合いから連絡がきた。
最近たまにYouTubeで名前を見るような・・・と思いながら、素性も顔も知らなかったので、調べてみました。結果、見事にはまりました。なんというか、イカしてますね、彼は(イカれてる、ではなくて)。
麻布高校から東大に主席で合格、引きこもりのような生活と睡眠障害、お父さんはヒモのち失踪、現在はアメリカでイェール大学の助教。
丸と三角の不思議なメガネをかけていて、声の響きがよくて、何気におしゃれ。
なにより彼の最高加減は動画を見たほうが早いと思うので、よかったら見てください・・・!
※タイトルの過激さに負けず見てみてください。
※「・・・じゃがいもでできてそうだよね?」で久しぶりに声を出して笑いました。
※ずっと聞いてられる。
本当の知性は人間を自由にする、と私は常々思っています。学業成績的にそこそこ賢い人が、その「賢さ」によって自分で自分を檻の中に閉じ込めてしまうところをこれまでたくさん見てきたのですが、私たちが成田さんに惹かれてしまうのは、その檻をとんでもない方法で爆破してくれるから、いや、檻なんてなかったんだという真実に気づかせてくれるから、なのかもしれない。(彼はそんなことには興味がないだろうけれど。)
いいなあこの人、と思って、まわりにその魅力を伝えてまわろうとしたところ、動画を見終わったひとりにこう言われました。
「この人、あなたに似てない?お兄さんかと思った!」と・・・(ちなみに成田さんの方が年下)
「なんか第一声は冷たいこと言うけど、根拠はしっかりしてて人間味ある回答が多いところとか、聞かれた質問の本質を瞬時に見抜いてリアルに感じてる感情を文章にして話すところとか、、とにかく同じ種族だよね」
とのこと、、
いやはや、光栄やら恥ずかしいやらおこがましいやら、私はあんな天才じゃないしチャーミングでもないわ!と思いましたが、言われてみるとたしかに、好みのタイプというより親近感があるんだ、と気付きました。
昔から私は、本当に思っていることをうっかり口に出すと、「なんでそんなこと言うの?!」と驚かれたりどん引きされて、なんでそんなリアクションをされるのかよくわからなくて(本当のこと言っただけなのにと思う)、傷ついたものでした。
だから口をつぐんで、周りの反応を確認しながら、その場に受け入れられそうなことを言うように用心するようになりました。
成田さんのシニカルで妙にすべてを諦めたような言い回し、急に温度感のない鋭い表現、たしかに自分でもちょっぴり似ているところがあるのだと思います。
でも、彼はどこか確信犯的に周りのリアクションをにやにや観察しているようなところもあって、まわりは何だかんだでそんな彼の一挙手一投足に夢中になってしまう。
なんだかそれを見ていたら、私もまわりにどう思われても別にいいかぁ、と思えてきてしまいました。まわりの反応で言うことを変えなくてもよかったんだな。今後ちょっぴり辛すぎるコメントやぶっ飛んだ意見を書きはじめたら、何卒ご容赦くださいませ。
力の強い人はその筋肉でまわりの人々を助けられるように、本来、賢い人はまわりの人々をその知性で助けられる、そういう風にできている、そのために授かっているのだなあ、と成田さんを見ていると思います。
成田さんだけではないですが、ああいう日本人が同じ時代を生きていてくれることが、私は素朴に嬉しいです。
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