先日、家の近くを散歩していたら、枝からこぼれ落ちるような真っ赤なナナカマドの実が目にとまりました。
すると、そこに鮮やかな黄緑の差し色が・・・
ぱちり。
あっ、目が合った、、!
と思った瞬間、さっと隠れてしまったのですが、あれは間違いなくメジロさんでした。
わが家では小笠原諸島の写真集のカレンダーを毎年飾っているのですが、そこにいつも登場するメジロさんの印象が強すぎて、実はこれまで小笠原の島鳥だと思っていました・・・
(日本では自然の多い低地や山地のほか、都会の市街地でも生息しているそうです。)
むっくりと小柄な体に華やかな緑がかった羽、白くふちどられた丸いお目目・・・なんとも愛くるしいお姿です。
遭遇はほんの一瞬でしたが、ナナカマドの赤さとのコントラストが本当に美しくて、突然舞い降りた精霊のようで、どうにか絵にできないものかと思って描いてみました。
メジロさんとナナカマド。
構図など反省点もあるのですが、、初めてちゃんと鳥さんを描いてみて楽しかったです。
こちらは実際に目にしたわけではないのですが、心象を描いてみたもの。
真冬のナナカマド。
どれほど雪が降り積もっても、その実は埋もれるどころかますます朱さが際立つような美しさ。
水彩画は光を映すものなんだなと、最近感じるようになってきました。写真や他の絵画もそうなのでしょうが、なんとなく水彩はそれを強く感じます。
この地球上に生を受けたあらゆる魂に、誕生の瞬間、それぞれの光が宿っていて、それをなるべくねじ曲げたりせずに、素直に、そのものが輝くように、私を通じて現したらどんな感じかなぁと、そんなことを考えながら描いています。
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