マルチーズと鬼

みなさまこんにちは。

今日はちょっと不思議なお話を書きたいと思います。

と言っても、あえて誰かに聞いてみたことがないのでひょっとしたらごく普通のことかもしれないし、話題にするほどのことでもないかな、と思って、これまであまり人に話したことがなかったのですが・・・

誰かに触れた時、ふわっと映像が浮かぶことがあります。

いつでもというわけではなく、主に美容院でシャンプーしてもらう時とか、マッサージを受ける時とか、おそらくリラックスして思考が抜けてる時が多い。

最初にあれ？と思ったのは、もう何年も前ですが、まさに美容院で若いお兄さんにシャンプーしてもらってたとき、白いマルチーズが嬉しそうにハッハッと走ってくる映像が急に目の裏に浮かんで、そのあまりの唐突さ（私は犬を飼ったことがないし、ふだん犬について考えたりすることも特にない、、）に驚いたのですが、金髪にピアスの一見やんちゃそうなお兄さん。可愛い子犬の姿と似合わなかったのと（←失礼）、「マルチーズ飼ってます？」なんていきなり確認したら間違いなく変な奴だし、と臆してしまって話しかけられず・・・

そういうことがその後もしばしば起きました。

ポイントは、相手に確認しづらいので本当に情報を読み取っているのかわからない＝正確性が不明ということと、マルチーズ見えたから何やねん＝有意性が不明、「よーし、見るぞ！」と意気込むとほぼ見えない＝自分でコントロールしづらいというわけで、残念ながら『サイコメトラーEIJI』（ご存知？）とは似て非なる力だと思うのでした。

それで、最近、少し身体が疲れていて、久しぶりに整体に行ってきたのですが。

前々からたまにお世話になっているところで、この状況下でもちゃんと対策してくださっているのを知っていたので、始まって数分でリラックスモード。

それは背面を施術していただいていた時のことでした。

目をつむりながら、背中の感覚に集中していたところ、なんとなーく、火のイメージが見えてきました。

この脈絡のない感じ。

あ、久しぶりに「入ってきた」な。

そう思いながら、眠りと目覚めの合間のような感覚でほわーっとしていると、

赤い炎に包まれた、、子ども、、鬼、、？のようなイメージが見えてきて、こう書くと怖いかもしれませんが、そんなホラーの感じでもなく、どちらかというと漫画の世界観のような・・・そうそう、最近巷で流行っているあの・・・

と自分で思うか思わないかくらい、

おもむろに無口な整体師さんが口を開いて

「最近、『鬼滅の刃』ようやく観始めたんですよ。あんま面白くないですね、はは」

と言ったので、

思わず「うぉっ」と声が出そうになるのをこらえました。

整体師さんが頭の中で思い浮かべたイメージを、話し出すワンテンポ手前で私が受けとったということなのか。

考え始めるとよくわからない。でも、立ち止まって考え込むほどでもない。日常にはこういうことがあるから。

作家のよしもとばななさんはそういう不思議な話を小説にしようと若かりし頃の代表作『TUGUMI』を書いたとか、昔どこかのインタビューで読んだことがあります。同感。

スルーしてしまいがちなだけで、実際よくあるんですよね、こういうことって。そもそもアカシックレコードリーディングは、アカシックレコードと呼ばれる宇宙の「記憶の場」と繋がって情報を下ろすものですし、私の周りには霊体がリアルに視える方や匂いで生き霊がわかる方などなど、たくさんいらっしゃるので、正直珍しいことではないのですが、、

私は普段あまり映像で見えることが少ないのと、今回の『鬼滅の刃』の話題が出たタイミングがあまりにスマッシュヒットだったのとで、久しぶりにびっくりしたのでした。

イルカ同士が超音波でコミュニケーションをとっている、というのは有名な話ですし・・・

私たちはいつも、言葉以上のコミュニケーションを想像以上にとっていて、ある面においては、話す前からすでに情報を交換し終わっている、ということも多そうですよね。

これからの時代はテレパシーがだんだん普通になっていくという話も耳にしますし、ある意味便利そうではありますが、だとするとなおさら自分がふだんから何を発するのか、何を受けとるのか、気をつけていかないとなと思う出来事でありました。