心サポートセンターKotodamaです。その子は、中学時代、ほとんど学校には行かれませんでした。しかし、塾には来ていたのです。個別を選択していたため、一人の担当の講師と中学の間は、勉強面の遅れをフォローしながら、過ぎていました。心がとても優しい子で、卒塾の時に、私に手作りのミサンガをプレゼントしてくれました。


高校は全日制ではなく、通信制に入学しました。しかし高校生活も長く続けられなくなり、お母さんから連絡が入りました。このままだと学校に居られなくなるということでした。私は、まず彼と話がしたいと想い、母親がいると話しにくいこともあるため、母親のいない時間に電話を掛けましたが出ません。次はFAXです。「話したいな!」私の本音を届けました。読んではいてくれたようです。


次に私は、逢いに行きたいとお母さんに話、日中お母さんはお仕事をされているので、不在でたぶん子供は出てこないでしょう?!先生に無駄足を踏ませますと恐縮していました。私は、出てこなくても構いませんと告げ、訪問する許可だけ取りました。


訪問する日は告げていて、ある日の午後、自宅に行きピンポーン!様子を伺いながらしばらく待ちました。ガチャ!玄関の鍵が開きました。彼でした。「開けてくれてありがとう!ねえねえ車あそこおいて大丈夫!」玄関先でそんな話からでした。顔だけ見て帰ろうと想ったところ、スリッパを出してくれて、私がいいの?って聞くとこっくり、塾にいた時と同じ気さくな感じでした。


キッチンのテーブルで、家での様子、学校、家族、他愛もない事も話一時間位いたと想います。これからどうすっかあ!私に出来ることある?事前に彼の学校の先生とは今後の方針をさりげなく聞いてはいました。朝、なんか起きても行きたくないということで、何なら車で送るぞ。笑っていました。


メールでやり取りをすることになり、その場を後にし、数年後、彼は無事卒業🌸写メで凛々しい姿を送ってくれました。



高校生活の三年間の一般的な流れでなく、遠回りしてもなあんにも心配はいらない。人よりかかった一年なんて、長い人生の中ではたった一年。数年でも。高校、大学は人生の通過点に過ぎないんだよ。仮に東大に行こうが・・・・・


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「子供とお母さんに笑顔をお届けする」

心サポートセンターKotodama

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代表 大崎 清美