「みーちゃん」ありがとう | 千住寿幼稚園のブログ

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ミーアキャットの「みーちゃん」は、平成20年の2月に生まれ、その後幼稚園にやってきました。それから幼稚園の子ども達に愛され続けてきました。「みーちゃん」が幼稚園にやってきたばかりの子ども達はもう中学3年生になっているでしょうか。

 

そんな「みーちゃん」が調子を崩し、動物病院に通う日々が続いていました。心臓が弱り、他の臓器も悪くなり、人間でいえば多臓器不全といった状態でしょうか。ミーアキャットの寿命は約10年と言われていますから9年以上生きている「みーちゃん」はもう相当なおじいさんでした。おじいさんとは思えないほど毎日元気に好奇心旺盛に落ち着きのない感じでいたずらをしていました。

 

動物病院の先生からも「9年も飼っていたなんて驚きですね。みーちゃん頑張りましたね」とおっしゃっていただきました。エサを食べなくなってしまったので、点滴や注射による寿命が始まりました。呼吸も苦しくなり酸素ハウスでの治療も始めました。何も食べなかった「みーちゃん」がスイカを一口食べました。少しずつ良くなっていくのかとも思われました。

 

ですがやはり身体は段々やせ細っていきます。首輪がゆるゆるになってしまいました。そして昨日はとうとう自分の足で立ちあがることも出来なくなりました。

 

 

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酸素ハウスの中にいても副園長先生の姿を見つけると、何とか立とうと頑張ります。最後の気力を振り絞っているかのようでした。

 

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副園長先生に抱っこされて、幸せそうに「ギュー」「ギュー」と声を出します。おじいさんですが、甘えている子どものように見えます。

 

そんな中突然その時はやってきました。呼吸が苦しそうなので携帯用の酸素ボンベをあてようと用意をしているちょっとの間に、みーちゃんの呼吸が止まり、動かなくなり、その命の灯は消えました。

 

7月6日、15時45分頃のことでした。奇しくもその日は副園長先生の誕生日でもありました。

 

そして本日7月7日は七夕まつり会を行いましたが、その前に副園長先生から子ども達にお話がありました。みーちゃんが死んでしまったこと。心臓の病気だったということ。9年間も生きていて頑張ったこと。みんなでみーちゃんにお別れをしてほしいこと。みーちゃんが生まれ変わって人間の子どもになってくれたらいいね。そんなお話をしていきました。

 

七夕まつり会が終わった後は、各クラスでみーちゃんとのお別れをしていきました。

 

今みーちゃんはお骨になり、副園長先生の自宅の仏壇にいます。

 

たくさんの思い出をくれた「みーちゃん」

 

 

この写真は、2008年の9月10日に取ったものです。おそらくこれぐらいの時期に幼稚園にやってきたのだろうと思います。当初は今とは違いゲージにいれていました。それが段々と人に慣れていき、ヒモでつないで自由に歩けるような今の飼い方に変わっていきました。

 

ヒモでつながれたみーちゃんは触れるものすべてにいたずらをしていきます。靴を出しっぱなしにしているとその靴を引っかいたり噛んだりと大変でした。そんなみーちゃんを見て、子ども達はみーちゃんの前に靴を出すという遊びをし始めました。みーちゃんの前に靴を出すとその靴をみーちゃんがカリカリと引っかきます。その靴越しに足に伝わる感触が面白く、靴の数が増えていきます。みーちゃんは遊びたい放題です。

 

みーちゃんは抱っこされるのも大好きでした。ひっきりなしに動きまわっているみーちゃんが抱っこされるととたんに大人しくなります。甘えるようにじっとして気持ちよさそうにしています。ミーアキャットは穴の中で暮らしているのか、子ども達の洋服の中に入るのも好きでした。お腹の中でじっとしていました。こんなに人に慣れて愛嬌があるかわいい子には二度と会えないでしょう。

 

また当初はエサを食べない日も続きました。困り果てて馬肉を与えたところ、、馬肉には興味を示し少しづつ食べるようになっていきました。段々と色々なものも食べるようになり、お肉の他にもニンジンやネコのエサなども食べるようになっていき、飼育しやすい動物になっていきました。

 

いつも事務所の中をチョロチョロと動き回っていたみーちゃん。

 

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冬になるとカメの「どろちゃん」が事務所にやってくるのですが、平気で「どろちゃん」のケースに入り、時には「どろちゃん」の甲羅の上で座っていたりしました。

 

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晴れた日にはひなたぼっこをするのも好きでした。

 

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仕事をしていて、何かモゾモゾすると感じたら、大抵「みーちゃん」のいたずらです。

 

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幼稚園に来たばかりのみーちゃんは、その鋭い歯で子どもの手を噛んで怪我をさせてしまうこともありました。ですが段々と力の加減を覚えてきました。私も自分の手を噛ませて遊ばせるのが好きでした。

 

 

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軽く噛んでるだけなのでまったく痛みはありません。ですが段々興奮してきたりして力が強くなったりします。そんな時でも顎やお腹をなでてあげると、とたんに大人しくなり気持ちよさそうにします。

 

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余りの落ち着かなさで、物にぶつかってこんなひどい顔になったこともあります。

 

 
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この時は心配でしたが、すぐに治り元のハンサムなみーちゃんに戻りました。またある時には爪が物に引っ掛かって剥がれて出血するなんてこともありました。
 
ジャックとは毎日エサの取り合いで、ジャックに邪魔をされるとものすごい威嚇をします。
 
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ひなたぼっこをしているみーちゃん。
 
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人間のような座り方をしているみーちゃん。
 
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落ち着くのかよくわかりませんが、リラックスするかのように座っていることが多かったです。
 
落ち着きのないみーちゃんのガサガサいう音や何かをカリカリ引っかく音がやむことがなかった事務所ですが、今はもうその音は聞こえません。当たり前の日常が無くなり、みーちゃんがいないことを実感します。
 
今回は随分と長くなってしまいましたが、最後まで読んで下さりありがとうございました。