こんにちは、柚木です。
4回にわたってお送りするコボルド&シュトラウスの作例紹介シリーズ、本日は最後を締めくくる第4回目、
ズィキスの製作記事をお送りします!
今回の記事は製作者である糸山雄大氏にコメントいただきました。
いつものテンションで飛ばしていますが、うまく行間を読んで頂ければ貴方の模型製作もステップアップできる!
……ハズ!(^_^;)
それでは早速どうぞ!
「歯ぁ磨けよ!」(挨拶)
毎度おなじみ、糸山です。
さて…いきなりですが、皆さんはプラモとか作るときってどんなBGM流してますか?
私の場合、多いのは伊集院光か落語(談志師匠、ご冥福をお祈りいたします)、もしくはメタル的な音楽
が多いのですが、やはり精神的にノッているときが一番、いい仕事できますよね~☆
で、ここからは私個人の見解なのですが、私はいわゆる「ヤバイ時」にもこれと似た現象が起きます。
ここで言う「ヤバイ」というのは、学生さんなら試験前、社会人なら仕事が超溜まってる時、もっと噛み砕いて言うと「トイレに行きたくても行けない」状況に置かれたときの「あの感じ」です。
「焦燥感が高効率を生む」、「背徳感が高揚感を呼ぶ」 というような図式になると思うのですが…
まあ、結局何が言いたいかというと、今回の作例はその「ヤバイ」状態で作ったってなワケでして。
始まりは柚木君からかかってきた内線でした。
柚「糸山さん、今忙しいですか?」
糸「ん~暇じゃあないけど。どしたの?」
柚「今ブログ用に、コボルドにシュトラウスのパーツ使った作例を作ってるんですが」
糸「ほ、ほう…で?」
柚「余ったパーツがもったいないので、糸山さんこれ使って何か作ってください。好きに作ってもらって
いいですから。言っても守らないし…」
ちょ、先輩に対してさりげなくサドいよ!?
まあパーツは受け取るけどな!!
というわけで、渡されたパーツを仕事終わりに眺める事数日…
十日くらいが過ぎたある夜、2時間くらいでカッコいいFAが組み上がりましたとさ☆
『とさ☆』……って話が見えませんね、ハイ。
解説しましょう!実は『パーツを眺める事数日』の間に、脳内で様々な作業を行っていたのですよ。
例え肉体が仕事に縛られていようと…心は、心は常に自由なのです!
具体的に何をしていたか?今回の脳内作業をざっくり並べてみましょう。
1日目: 右奥歯に割と大き目の穴が開いているっぽい
2日目: もらったパーツ群の内容(どこのパーツがあるか…等)を確認する!
3日目: フレームの構成からどういうシルエットの機体ができるか検討する!
4日目: 左奥歯にも穴が開いてるっぽいぞ
5日目: デザイン上特徴となる部位(今回は頭)のパーツ構成を検討する!
6日目: 右奥歯の穴が拡大してるようだ
7日目: 残ったパーツで外装の構成を検討する!
8日目: ナゼか左奥歯の方が先に痛み出してきた
9日目: 最終的な装飾パターンを、さらに残ったパーツで検討する!
10日目: 脳内イメージ完成!
…で、あとは脳内の完成図に従って組み立てを行い、必要に応じてパーツをカットしたり、接着したりしながら、
実作業2時間で完了!というワケです。
ただ歯痛がひどくてどこにどのパーツを使ったのか覚えていないので、スミマセンがパーツ構成については柚木氏撮影の画像から読み取って欲しい!!
ちなみに、塗装はコンセプトと参考資料を用意して柚木君にお願いしてます。
資料といってもその時たまたま手元にあった某シガレットケースなんですが…
そうそう、これも一種の「万能調味料」的手法なのですが、「プラモを自分オリジナルカラーにしたい!」という時、(今は食べる気もしませんが)チョコレートでもガムでも何でもいいので、コンビニ等で売っている商品パッケージのカラーコーディネートをパクって参考にするとオシャレにまとまります!
↑糸山氏の指定で入れられた三日月マーク。文字部分はWAVEのデカールを使用(柚木)
戦車や戦闘機等、実機のリアルさとはまた違った、オリジナルメカならではのスタイリッシュな仕上げを楽しめると思います。
自分の好きなお菓子箱のコーディネートを当てはめてみるのも楽しいかもしれませんね~☆
使う色数を2~3色に抑えるのが、作品としてバランスよく仕上げるコツなので、まずはそれくらいの色数を使った
箱を選んで試してみてください。
といったところで、そろそろ歯医者の予約時間ですので、行ってまいります……
糸山