仕事に、余白を。 | 寿建設 社長ブログ

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福島県福島市にある建設会社です。
会社や現場の取り組み、
日々の仕事や取り組みの中での
エピソードや思うことを綴ります。

土曜日の朝、日本経済新聞を読みながら次を開いたら、パッと真っ白いページが目に入った。

不思議なものでこういう意外なことがあると人は注目してしまうものである。

よく見てみると、いかにも目立たなく左端に押し付けたような位置に「仕事に、余白を。」とある。

まさに「余白」が表現されている広告だ。

その下の小さな文字より先に右端下のRICOHのロゴの上に「今日は勤労感謝の日」。

なるほど、うまい!

 

俄然、小さな文字の文章を読みたくなる。

以下の通り、素敵な言葉が連なっていた。

 

気晴らしに眺めていた雲の動き方から、新しい蒸気機関を思いついた発明家。執筆はお昼までにして、あとは運動と読書に費やす世界的な小説家。
裸足で散歩しながらアイデアを練り、斬新なスマートフォンを生み出した経営者。これまでにない発見や発明をする人の多くは、
時間や場所にしばられない人でした。コピー機からはじまり、リコーが仕事の効率化を進めてきたのも、あなたの仕事に余白をつくるためです。
たとえば、単純作業はAIやテクノロジーに任せて、オフィス環境とリモート環境どっちも快適に。そうすれば真っ黒な予定表やこんがらがった頭に余白が生まれる。
考え直したり、工夫したり、新たな挑戦をする気持ちの余裕だってきっと生まれる。そう信じています。発見や発明は、天才だけのものじゃない。
あなただけの創造力を活かして、あなたがもっと活躍できるように。そんな会社や社会をつくれるように。これからも余白をつくる私たちです。

 

何か商品を説明するわけではない。

企業の発想や考え方がデザインを含めて表現されているのだ。

この広告を制作した方のねらいに私は見事ハマったのだと思う。

 

広告とは、なんでもかんでも情報を詰め込めばいいというものではないということを、改めて理解した。

私は経済記事を読んでもあまり理解できないのであるが、日本経済新聞には時々こういう凄い広告が出てくるのが楽しい。

 

RICOHさんのこの広告に関するサイトは以下。

勤労感謝の日「仕事に、余白を。」 | リコーグループ 企業・IR | リコー