今月初めに上映会が開催された、車中で排尿したペットボトルを道路脇などに破棄するという社会問題をアートの力で解決するというすごいプロジェクトの一環として制作された、短編モキュメンタリー映画 「黄金のペットボトル」。
短編モキュメンタリー映画 「黄金のペットボトル」上映会 | 寿建設 社長ブログ (ameblo.jp)
私も足を運んで2度目の鑑賞をさせていただいたが、やはりとても面白かった。
映像も脚本もぶっ飛んでいる感じが強いながらも訴える大きな力も感じるのは、制作した木村晃子さんの卓越したセンスに他ならないと思った。
そして上映後に木村さんご本人からプレゼン資料を投影しながらの説明トークがあったのだが、これがまた見事だった。
一言でいえば「弁が立っている」といえるほどの力強く、しかも明快な言葉なのだ。
話の途中で言葉に詰まったり、言葉が出なくなったりすることこともなく、気持ちいいくらい自信にあふれた主張であった。おじさん(私)にはとても真似できない。
堂々たる話っぷり。
そしてスクリーンに投影された、木村さんが集めた黄金のペットボトル。
色別にグラデーションに配置。なんだか美を感じなくもない。
さらに圧巻だったのが、質問への受け答え。
最初に質問された方が、映画のとある表現方法について批判的な意見を述べたのだ。
気の弱いおじさん(私)は「え?、まじ?そんなに強く言っちゃうの?」とドキドキしてしまうほどの言葉であったにも関わらず、木村さんは一切動じることなくはっきりと自分の考え方を述べしていた。
あとで本人に聞いた話だが、批判はむしろ歓迎なのだそうだ。批判があるからこそ逆に自分の主張が明確になるということもおっしゃっていてびっくりしたほど。
言い訳したり適当にはぐらかしたり、のらりくらり対応ばかりの大人が世には溢れているが、この毅然とした20代前半の木村さんの姿勢に私は尊敬の念すら覚えているのである。
上映会の時に取材した記事を、昨日地元紙が大きく取り上げて下さった。
福島民報
今後、私に出来ることはどんどん支援していくことを約束している。
そう思わさせるパワーと魅力を感じているのだ。
足を運んだ上映会終了のタイミングで、この映画はYoutubeで公開された。
ぜひご覧いただき、木村さんに意見を届けていただきたい。
ワクワクするような時代の新しい流れを感じる。
なお、ご本人が書いた文章が以下。文才もあるなー。
黄金のペットボトル上映会in 須賀川|AKIKO KIMURA 木村晃子 (note.com)