ちょうど2年前の3月2日、当社と小野工業所さんのJV(共同企業体)により施工した国道114号・関場トンネル(川俣町)が貫通した。
本業であるので当然私は貫通を何度も目にしているが、この感動的で魅力的な場面を一般の方々にもご覧いただきたいと以前から考えており、動画を撮影して後日Youtubeで公開したり地元住民の方をご招待したことはあった。
この貫通の際、新たな企画としてライブ配信をやってみようと準備を始めたところ、まだ貫通していないためネット環境が不安定でかなりの設備が必要とのことで、気ぜわしい現場にも負担がかかりそうなので代案を考えた。
そこでド素人の撮影動画ではなく、さまざまな地域連携PRプロジェクトに関わっている福島学院大学情報ビジネス学科の学生さんに協力をお願いし、当日2名配置による撮影後に早急に編集してもらい夕方「本日貫通!」という言葉でYoutube公開するということにしたのだ。
以下がその動画。(当日のタイトルには【本日貫通!】と添えていた)
もちろん他のSNSでも展開。
さらには現場取材にお越しいただいたメディアの方には、無理ない範囲でお願いして動画閲覧のQRコードを翌日掲載いただいた。
狙いがうまくハマって、あっという間に1万回近くが再生された。
注目されたことで、ネットニュースサイト「おたくま経済新聞」に記事として掲載されることになり
トンネルが貫通する感動の瞬間 建設会社が動画を公開 | おたくま経済新聞 (otakuma.net)
Yahooニュースなどにも広がったのである。
さらには後日、東京のテレビ局(TBS)から電話がかかってきて情報番組でこの動画を紹介したいとの依頼を受け、夕方の「Nスタ」、朝の「THE TIME」で放映されるに至った。
一応狙ったつもりであるが、ここまでうまくいくことは限りなく少ない。
動画は現在までに2.6万回再生されている。
「バズる」という言葉があるが、Youtubeだと再生1万回以上が目安だそうである。
そういう意味では「バズり事例」といってよいのだろうが、個人的にはまだまだ物足りない感もある。
建設業の人手不足を解決する手段の一つとしてこうした発信の取り組みの重要性を感じているので、課題解決にはもっと大きな成果を出さねばと思うからだ。
私の能力や年齢ではこれくらいが限界と思うが、まだ意欲は持っていたい。
もう15年以上前であるが、仕事とは関係なくたまたま私が酔っ払って撮影した動画を、当時まだ存在が知られ始めた頃のYoutubeにアップして100万単位で再生されたことがある。
小さなブームのような現象が起き、徳光さんやさんまさんの番組でも取り上げられるまでに至った。
以下参照。
この時の経験(メディアやネットの使い方など)は、その後も、そしてこの貫通動画の展開の際もヒントになっているのは間違いない。
ちなみに現在までの再生回数を確認したら133万回!
気持ちだけでも、これ超すことを目指したい。