除雪作業の人員不足は、かなり近い将来に迫った大きな問題である。
除雪は当然降ってこその作業でありそのために準備しているが、今年のような暖冬で空振りになることもある。
暖冬傾向にある中で非常に不安定な仕事であるが、やらないことには世の中が成り立たない。
そうした課題を解決の方向に向かうべく、仕組みの見直しや機械や技術の進化が進められている。
以下例
今冬は雪の少ない山形県、除雪作業が今後なくても4億2000万円を業者に支払いへ : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)
除雪作業への理解を深めるための広報活動も重要で、各地で動画等を活用したさまざまな発信も取り組まれている。
10年前、その除雪の広報で面白い取り組みがあったのでご紹介したい。
「海猿」などで人気の佐藤秀峰さんが2012年に『ブラックジャックによろしく』のマンガデータを二次利用フリーで公開した。著作権も使用料もいらない、すべて自由に使って下さい!とう、漫画界でも初の画期的な試みで大いに話題になったものだ。
一般社団法人日本建設機械施工協会が北海道開発局の協力を得て、そのマンガデータを活用したポスターを作成したのだ。
物語仕立てになっていて、とてもインパクトがあった。
当時の新聞記事。
計6枚作成されたPDFデータは以下。
特に時期を限ったものではないので、今後も広く活用していいのだと思う。
除雪という仕事の特性を一般の方々にも十分認識いただき、従事者を増やしていかないといずれ冬の社会活動に大きな支障をきたすことになる。除雪がうまくいかない時だけ抗議が殺到するという現状ではいけないと私は考えてしまう。
「ブラックジャックによろしく」データは以下で公開されているので、他にも効果的な活用が出来るであろう。
コミック電子書籍配信をトータルサポート|電書バト ブラックジャックによろしく フリーダウンロードページ (densho810.com)
ちなみに私は佐藤秀峰さんと面識があり、福島にも何度もお越しいただいたり、震災前から何度か企画等にご協力いただいたことがあるのだ。
佐藤秀峰氏・清水克衛氏トークショーIN八重洲ブックセンター | 寿建設 社長ブログ (ameblo.jp)