先日富山に伺った際、空き時間に近場を少しうろうろしたところ、不思議な言葉を発見。
以下がその写真。
ノーベル街道!
うむ、このインパクトある名前はどこかで聞いたことがあるぞ、と最近全く記憶を蓄積できなくなった脳を振るように記憶を辿り当ブログを検索すると、今年の3月に読んだ本で紹介されていた。
国道の面白秘話逸話【国道者】 | 寿建設 社長ブログ (ameblo.jp)
付近に設置された看板での説明。
記載された文章を抜粋する。
ノーベル街道とは
日本で、これまでノーベル賞を受賞された方々のうち、2002年受賞の田中耕一さん(化学賞)、小柴昌俊さん (物理学賞)を 含め、4人が国道41号の富山から高山までのわずか約90kmの沿線にゆかりがあったことから、以来この道を「 ノーベル街道」と呼んでいます。 2015年に梶田隆章さん(物理学賞) も受賞されており、まさに世界の頭脳がここで育まれているといっても過言ではありません。
なんという自信に満ちた言葉!
確かにこの「くくり」方には目を見張るものがある。
「ノーベル街道」という言葉選びは微妙なニュアンスと感じていたが、これだけ言い切っているのなら遜色はない。
この事実を発見した方に敬意を表したい。
こうしたネーミングの街道といえば「鯖街道」が有名だが、町おこし的の一環として「○○街道」はいろいろあると思う。
まず思い浮かぶのが、足を運ぶことが多い群馬県片品村の「とうもろこし街道」。焼きとうもろこしなどを中心とした地元野菜を販売している国道である。
ネットで調べると高知県日高村には「オムライス街道」があったり、愛知県・渥美半島の「どんぶり街道」があったりして面白い。
だが、この圧倒的な「ノーベル街道」にはどこも敵わないような気がする。
将来引退したら、じっくりこのノーベル街道を通って「世界の頭脳」の理由を探してみたいと思う。