先日、友人である元女子プロレスラーの吉田万里子さんが東京でトークイベントをするという案内を本人からいただき
その日に都内で親類の法事があって、タイミングがぴったりだったので参加させてもらった。
元・週刊プロレス編集手となってトークは進んだのだが、超がつくほどのいわゆる「天然」である吉田さんの話はやはり抜群に面白い。
以下、私の体験したいくつかの笑えるエピソード、ぜひお読みください。
爆笑しながら話は進み、途中一旦休憩を入れてスペシャルゲスト登場という企画となっていて、登場したのはなんとジャガー横田さんであった。吉田さんがプロレスの世界に入ってすぐに厳しく鍛えられた師匠である。
私も本人から半端なく過酷な新人時代の話をいろいろ聞かせていただいたが、指導した側の話も大変興味深かった。
「普通に」プロレスの練習が出来るような身体作りがまず最初でそれをジャガーさんに指導されたのだが、吉田さんは辛くてずっと涙が止まらなかったほど厳しいトレーニングだったそうだ。
そんな吉田さんにジャガーさんは『泣き虫毛虫』とあだ名を付けたというから、今ならパワハラと呼ばれかねない。（いたって楽しそうに話していたが）
ジャガーさんは当時の心がけとして、後輩に厳しく指導しても後ろめたくないくらい自身も徹底的に練習したそうだ。そして今も現役なのである。信じられないほどすごい。
吉田さんの基本的な身体作りに苦労した新人時代の話を聞きながら、どんな仕事でも最初はかなりキツイ思いをして乗り越えて初めて分かることがあると改めて思った。われわれの世代はそうやって育ってきたのでどうしてもそう考えてしまう。
働き方改革で仕事の時間が以前より減ってしまうのはそうした機会も減らしてしまうのではないかと危惧するのは、時代錯誤なのだろうか。
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