12月は恒例の年末全現場パトロール。
今年は、北は山形県寒河江市、南は静岡県静岡市まで全10現場を回ってきた。
今月は終わる現場と始まる現場が多かったが、それぞれ現地で作業に従事する方に集まっていただき、注意喚起の話をしてきた。
「始めと終わりに注意せよ 事故はその頃起こりがち」という言葉があって、実際にそのタイミングでの災害は少なくない。
当社でも数年前、かなり難しいトンネル工事を無事故で経過したのだが、最後の片付け作業中に反動で転んでついた膝が骨折する事故が発生したことがある。
そんな事例も話しながら、「もう危なくない」と思う作業でもリスクはしっかり確認するよう話をしている。
パトロールでの当社施工の様子。
導水路トンネル掘削
農業用水路トンネル補修
道路トンネル補修
橋脚の耐震補強
砂防ダムの補修
道路脇斜面への防草シート張り
ホームの点字ブロック補修
内容や規模はさまざまだが、厳しい寒さの中、それぞれの現場で予測されているリスクに対ししっかりと対策をとって作業が行われていたのを確認し、現場の社員や作業員さんと安全対策についていろいろ話をしてきた。
リスクへの対策の考え方は人それぞれであり、頭ごなしに「これはこうしろ」というのはよくないので、まずは現場の考え方を聞いた上で私の意見を伝え、どうするのがもっとも効果的かを考えるのだ。
社長になって間もなく、当社の現場で事故が多発する経験をした。
本当にきつかったがどうにか乗り越え、以来安全に対しては現場任せにせず自分の考えを常に伝えてきたつもりである。
少なくともひどい手抜き現場は、今まったくない。社長になった頃と比べると当社の安全レベルは確実に上がったと感じている。
(他社さんの現場を見るとあまりにもひどいと思うことは時々あるが)







