重機でGO on the MOON | 寿建設 社長ブログ

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福島県福島市にある建設会社です。
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今週11月21日(月)、22日と、建設DX実験フィールド(茨城県つくば市)において「遠隔施工等実演会」(施工DXチャレンジ2022)が初めて開催された。

プレスリリースにある趣旨は以下。

災害対応、生産性向上に加え、将来的な宇宙開発に資する遠隔施工等の革新的施工技術について、各種技術及び技術者が集まり、実フィールドでの実演を通じて、そのノウハウを共有し、技術の普及、技術力向上、更なる技術開発を促進します。(全18技術の実演)

↓↓以下詳細

https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo15_hh_000344.html

 

その18技術の中に、私の思いつきアイデアを東京に本社のあるトライアロー㈱さんが最終的に現実化して下さったことで誕生した「重機でGO」

にもお声がけいただき、出展させていただいた。

 

今回の出展にあたり趣旨にさらに近づけようと考えたのか、なんとトライアローさんは10年後の月面という設定をした中での「重機でGO」を作ってしまった。

私も数週間前に初めて見せていただいて驚いたのだが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の資料やアドバイスを参考にしながら、本気で10年後の月面という環境での重機操作をアプリ化したのだから本当にすごい。月面で使用しやすいであろう重機の設計をし、重力が6分の1という状況でのモノの動きなども研究して形にしたのだ。

しかも、VRで体験いただく仕様である。

スタート時映像

 

かなり意外性のあるコンセプトが注目されたのか、会場では多くの方がブースに訪れ、体験したり、話を聞きに来られた。遠隔操作の専門家や、宇宙開発の研究をされている学者さんらまでお越しにいただき、また次の展開への大きなきっかけになったと思う。

NHKが取材に来られてニュースになったのだが、18の技術の中からまさかの「重機でGO」をメインで取り上げていただいたのでびっくり。

 

今回の開発に私は何をしたわけではないが、会場に行ってよかった。他の出展者さんも含め、新たなチャレンジをすることでまた新しい流れや関係が生まれ始まることをリアルに体感し、大いに刺激を受けた。

 

初日に10分のプレゼンテーションの機会があり、私も冒頭で「重機でGO」開発の経緯を少しだけ話させていただいた。

そのトップ画面で「重機でGO on the MOON」と命名させていただいた。(「重機でGO」も私が名付けた)

その話を聞いて、以前当社がお世話になった方がご挨拶に来て下ったり、以前から「重機でGO」をダウンロードして練習しているという方が声をかけて下さったりで、とても嬉しい機会でもあった。

 

なおこの「重機でGO on the MOON」、まずは今回の出展に間に合うように製作を急いだこともあり、一般への公開等は今後検討のようです。