毎朝阿武隈川沿いを散歩していると、景色だけでなく音によっても季節を感じること出来る。
音で一番多く耳に入るのは、鳥だ。私が野鳥好きということもあって、鳥の鳴き声で季節を感じることが多い。
冬に入ると白鳥が現れ明け方頃から鳴くようになり、春を迎え白鳥たちが北帰行を始める頃になると今度はキジやオオヨシキリの声
に「今年もこの季節を迎えたか」と思う。
夏を迎えしばらく不安定な気候が続いていたが、先週はいかにも夏!という景色を目にしたことを書いたばかりだ。
ところが昨朝歩いていると、土手の草むらの中からコオロギの鳴き声が聞こえるではないか。予想最高気温が37℃というのをネットで確認してから歩き始めたというのに、秋の声を耳にしたことになる。
こういう季節の違和感、私はあまり好きではない。
さらに歩いていると、今度は大きな樹(以下写真の右側端)の枝葉に隠れたところから
ホーホケキョ!
とウグイスの声が。
何度も何度も鳴いている。
早朝からモワっと暑い散歩道、首筋に汗が浮かべながら歩きつつ、代表的な秋の音と春の音を聞くというのはなんとも微妙な気持ちになる。
自然というものは、なるべく季節おりおりの顔や音を見聞きさせてもらいたいと私は思う。
話変わって、妻の実家で手作りしている野菜をたくさんいただいたので、夏野菜カレーを作ってみた。
小さいボール山盛りほど大量のタマネギのみじん切を1時間近く炒めてから、豚肉とさらにタマネギのくし切りのみを入れてさらに炒め、少量の水を加えて煮て作った。カレールーは2種類入れるのだ。
作り始めから、他の野菜は煮ずに揚げて食べようと思いついていた。
揚げ物は苦手なので妻にジャガイモとナスとピーマンを素揚げしてもらい、そのカレーに載せて食べた。枝豆も追加。
タマネギの下味がよく効いて超美味。揚げ野菜のパンチもあって、スタミナがついた気にもなる。
こちらは季節にぴったりであった。