地元紙で連載中の「続・色いろいろ」という小さな記事が毎日楽しみである。
ネットで調べると全国の地方紙で掲載しているようだが、続なのでもちろん2度めの連載であろう。(以前は気付かなかった)
色彩プランナーうおたまさみさんという方が、毎日一色、180文字で日本の色を紹介するというコラムである。
以下、前の連載のスクラップ写真。(ネットより転載)
色の名前そのものに魅力があるものが多く、それだけで楽しいが、その名前の由来、逸話、色の原材料、などなどが短くまとまっていて、興味深い内容で毎朝の楽しみである。
先日の色は「黒」だった。いつもと様子が違う感じがしてさらに興味深々。
すべての可視光線を吸収する物体を見て感じられる色がブラック= 「黒」である。
なるほど、科学的にはそういう意味なのか。
そして最後のこの雑学が面白かった。
碁石は白より黒のほうが少し大きく作られる。なぜか。白は膨張色で黒は収縮色。つまり、黒は白より大きく見えるから。
こういう感覚を昔の人は持っていたというのが興味深い。今なら碁石の大きさは直径〇㎜で統一、という管理をするはずだが、人間の目の感覚を信じ、品質に反映させるというのはいかにも日本文化のような気がする。
この膨張色と収縮色という特徴を使って何かトリックアート的なことが出来ないかと少し考えたが、思い浮かばず。
ネット検索すると、ファッションの色選びではこの特徴を生かして見せる工夫をしているということであった。
まだまだ知らないことばかり。