一般市民の方向けに「トンネル工事の世界」という題で講演をさせていただいた。
https://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12618572701.html
密を避けるため定員50名の講演会という枠であったが、そもそもトンネル工事に関心のある方がどれほどいるか疑問で、もしかすると2、3人しか来ないのではないかと想像していたが、40名近い方が集まったので正直驚いた。
しかも工事関係者はほぼなく、まさに一般市民の方がほとんどであった。若い方はあまりいなかったが、女性も少なくなかった。
どんな方がどんな興味を持って参加するのかがまったくイメージ出来ず、引き受けたもののどういった話をすればいいか直前まで迷いに迷った。
とりあえず、まったくトンネル工事のことを知らない方々であることを前提に、面白そうな情報、興味持てそうな情報にすることにした。出来るだけ専門的、観念的ではなく、具体的で分かりやすい情報になるように工夫したつもりではある。
当社の歴史を絡めたトンネル屋という存在の経歴から、トンネル施工方法の簡単な説明、日本におけるトンネル工事の歴史の一部、道路や鉄道だけではないトンネルのいろんな目的といった項目を立てて、写真や動画を見ていただきながら1時間半の話をさせていただいた。
写真家・山崎エリナさんとは講演開始前からZOOMでつないで最初から私の講演を聞いてもらった上で、最後にオンラインでスクリーンに登場いただき、トンネル工事を撮影した時の思いなどを話してもらった。
途中で退出される方もおらず、熱心に聞いていただく方がほとんどであっという間の時間であった。帰りに販売した山崎さんの写真集「トンネル誕生」が6冊売れたのはなかなかの成果であった。
これで業界人向けでなく、一般市民のみなさん向けに話す素材が一つ出来た。
内容をもう少し煮詰める必要もかなりあるが、多くの方にトンネル工事を知ってもらうためにいろんな機会でお話させていただくのもよいかもしれない。
そういう機会が何度か出来ないか、ちょっと考えてみたい。
勝手にオンライン講演会、というのもありかもです。