昨日は結婚記念日だった。
私はそういうことに無頓着で、いつも妻に教わって気づくのである。
正直「そうなんだ」としか思わない。よってこれまで特段なにもしたことがない。
結婚した日を祝う、というのがよく分からないのだ。
数えてみると24年目だった。来年は25年で、調べたらそれこそが「銀婚式」なのだそうだ。
さすがに何事かすべきかもしれない。中学2年の娘に「来年の結婚記念日、少し前に教えてね」と頼んでおいた。
私は結婚披露宴をやるのが、本当に恥ずかしかった。
生来のひねくれ者ゆえか、なぜに披露せねばならないのか、と思っていた。
大勢の前で祝われる、というのがとにかく恥ずかしかった。
とはいえやらない選択肢はなく、いろいろ細工を考えた。なるべくオチャラケて胡麻化そうとしたのだ。
当初のアイデアはいろいろあった。
●入場の時には「ロッキーのテーマ」を流す。
→他にもいろいろ選曲していたが直前ですべて妻に止められた。
●お色直しはしない。
→お客さんを呼んでおいて着替えに数十分中座するなんて失礼、妻は構わないが男の私はそのまま残って飲みたい、と主張したが式場の担当者に猛反対されこれも未遂に終わった。
唯一(?)やれたのは、キャンドルサービス(これは特に恥ずかしいと思っていた)に変わって、妻が日本酒を持って各テーブルの代表に注ぎ、私がその方からお返しに一杯いただく、というもの。
赤い小さな杯を持って回ったのだが、1合升に替えられることも多かった。
親戚が多いこともあって20席近くあったので、それだけで相当の量を飲んだと思う。
先日、自宅にあった写真をすべてデジタル化したので、
https://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12591437424.html
その中から一枚だけ掲載。
まさに上記の、一杯いただいているところ。
新婦の手に下げたバスケットにお酒を入れて会場内を回ったのだ。これなら恥ずかしさは薄らぐ。