次々と発覚するスポーツ界の不祥事。
記事などを読むと、「かなりひどいな」と思いつつ、実は自分たちも若い頃にはそんな中にいたなあとも感じる。
時代が昭和から平成に変わる頃、大学生だった私は頃に登山をする部活動に入っていた。
たかが登山と思いきや、これが「しごき」をする部で、テントをある時間内に張れないと殴られ、背負う荷物をしっかり詰めれないと殴られ、まあ体罰がごく普通であった。そういうものだと思っていた。
人生初の夏合宿は当初45キロという背負うにも数分要する巨大な荷物を背に、3000m級の山が連なる南アルプス連峰を2週間かけて登った。
あげくその合宿中にはふざけて眉毛を反られたり、普段も夜中に突然下宿に数名の先輩が来てめちゃくちゃされたりと、文章や写真にすれば今ならスキャンダルになりそうな日々であった。
でも当時は何も問題にならなかった。
むしろそんな経験で人生修行したなあと思っている。
インターネットやSNSであらゆる情報が公開される時代になると、もはやそんなことは許されなくなった。
しかしその認識がないまま同じような体質・体制を続けていて、ここに来て発覚というパターンが多いように思う。
当社の今年のキーワード「チェンジ意欲」
https://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12368973408.html
は、まさにそういう意識を持たねばという姿勢である。
たぶん誰もが内心「よくない」と思っていながら、誰かが「変えなきゃ」という意欲で行動すべきだったのではないだろうか。
これは、他人事に思っていてはいけないと私は考えている。
建設業、そして自分の会社においても同様のことがたくさんあるはずである。
いろんな「失敗」を自分の方に見比べ、一歩ずつ「チェンジ」していく必要があるのだ。