きれいな仕事 | 寿建設 社長ブログ

寿建設 社長ブログ

福島県福島市にある建設会社です。
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日々の仕事や取り組みの中での
エピソードや思うことを綴ります。

福島市の街中に近い箇所での橋梁補修工事。
橋脚(橋を支える脚の部分)がさらに丈夫になるように今より25㎝太くコンクリートで巻き立てる工事がメインである。
河川敷きでの作業になるため、施工期間中(水位の低い「渇水期」に実施)にもし増水した場合に水の侵入を止めるために、大型土のうを基準の高さまで設置する「仮締切」という仮設工事をしている時に見に行った。

 

これがかなり丁寧で、通りをきれいに揃えた仕事ぶりで自社ながら感心した。
まずは土のう設置の際、重機を動かす時、停止する時に随時合図やゆびさしを実施することで重機の運転者と周囲の作業者の合図を確実にし、ちょっとしたミスでの災害を防止する施工がされている。

 

玉掛け(吊り上げるため重機に付けたワイヤーのフックに土のうを掛ける)を確認した後、安全を確保したので吊り上げることを指示する合図。

吊り上げた土のうが停止したのを合図、確認してから人が近づき、きれいに設置できるよう整形などをする作業。

ここで土のうの座りが悪いと一旦外にまた置いてから整形する姿も見られた。

「きれいな仕事」をすることにこだわる姿勢がとてもありがたい。

この工事箇所は県庁の真裏であり、一般住民の通行も多い箇所である。
きれいに設置した土のうも当社の商品の1つであり、これなら悪いイメージは全くないと思う。(なぜここに土のうを置くのか、と言われたらそれはなんとも仕方ないが・・・)

思い返せばこの作業しているメンバーは、以前除染土のう「仮置場」での土のう設置でもこだわりにこだわった作業をしていただいた方々である。


そういう習慣が身に染みているようで、これほどありがたい姿勢はない。

 

同現場に設置した工事説明看板。


一般の方にも分かるように言葉を選んだ概略説明と、図面を掲示してある。
通行する方が結構見て行かれるようだ。