お忘れ物 | 寿建設 社長ブログ

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福島県福島市にある建設会社です。
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一昨日のブログより
https://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12309985198.html

この日曜日、東京の小田急線火災事故のドタバタに巻き込まれ(←それを理由にしている)、同電車内にポケットに名刺入れ他の入った上着を忘れてしまったのである。
そして翌月曜の夕方、会社に「社長の名刺入れが落ちていたそうで、福島駅東口のチケット売り場に保管してある」と連絡が入ったとメールが届いた。
東京で忘れたのに、福島で発見されたのか、まったく訳が分からなかった。

 

次の日に福島駅に行き、いろいろ聞いたら預かっているのはバスのチケット売り場であった。
窓口の女性から手渡された名刺入れ、見覚えがない。
「やっぱり違うなあ」とぼやきつつ、中の名刺を確認すると、私の父の名刺入れであった。
親子で名刺入れを落としているのである。
父に電話すると、なくしたのはかなり前のことだそうだ。
なのに私が名刺入れを東京に忘れたタイミングで連絡があるのだからややこしい。

 

さらに翌日である昨日、東京出張途中で今度は小田急線に忘れた上着を取り戻しに行く。
事前に電話で確認したところ、「経堂」駅の「お忘れ物センター」で預かっていただいているという。

こちらのミスで忘れたというのに、小田急線さんはとても優しい。


まず新宿から経堂の往復料金(片道190円)は特別無料扱い。
改札で説明するとこのような「お忘れ物お引き取り乗車券」を作って下さる。

しかも「お忘れ物お引き取り」と敬語使いなのだ。

 

そして経堂駅の改札でこの切符を見せると、「お忘れ物センター」の地図を見せて行き方を説明して下さる。徒歩2分ほどでそこへ。
まさに「小田急お忘れ物センター」という、またも敬語の施設があるのだ。しかも年中無休。

 

受付で経緯を説明すると、上着はわざわざハンガーに掛け、ポケットに入っていた名刺入れ、手帳、ハンドタオルは別にビニールに入れて保管して下さっていたのを出してくれた。
どこまでも優しい。
免許証で本人確認をして手続きの書類を書くと、ようやく3日前に忘れた上着が自分のところに戻ってきた。

 

それにしても、日本の社会はなんと親切なのであろう。
東京の都心部で忘れたものがきちんと戻ってくるのである。(しかも火災騒ぎの中で)
以前飛行機でも連続して忘れ物をしたが、どちらも見事に戻ってきたのである。
https://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12203320408.html
果たして外国ではこんな対応をしてくれるのだろうか??

 

だが、なによりこの忘れ物癖をなんとかせねばならない。
ヒューマンエラー対策の勉強はかなりして社員に指導しているというのに、どうにも自分が対応出来ていない。