先週、取引金融機関の恒例行事である講演会に参加した。
講師は「ジャパネットたかた」の創業者・高田明氏。
テレビを見ない私はよく知らなかったのだが、大変な人気ある方で700名以上の来場者があった。
流暢な話ぶりで、ご自身が実体験してきたことの話なのでとても分かりやすく、ユーモアたっぷりで会場は笑いにつつまれながらあっという間の1時間半であった。
「伝える」ということに対するさまざまな発想は大いにヒントになった。
もっと詳しく知りたいことがいくつもあったので、ご本人の著書を購入してじっくり読んでみたいと思う。
私が一番響いた言葉は、最後のまとめの部分でおっしゃられた言葉。
業界の常識は消費者の常識ではない。
まさにそうである。
最近続発する政治家の不始末など、いろんな問題行動がこの言葉で紐解ける。
以前書いた、道路標識の分かりにくさもそういうことだろう。
http://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12213593143.html
これまである意味閉ざされた価値観の中で進んできた(と私は思っている)建設業がこれから大きく変わっていくためには、重要なキーワードであると胸に刻んだ。
業界の常識の目線を取り払って、一般住民、そして利用者の目線での業界や工事のあり方をもっと突き詰めていく必要があると思うのだ。