利他心と集合知性 | 寿建設 社長ブログ

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福島県福島市にある建設会社です。
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日々の仕事や取り組みの中での
エピソードや思うことを綴ります。

 

このブログを始めるきっかけを作って下さった高知県・磯部組の宮内さんが、
「人間は、自分のためにではなく、自分以外の他者のために生きるときに、パフォーマンスが最大化するようにでき上がっている。」
という言葉を紹介されていた。

↓↓
http://blog.goo.ne.jp/isobegumi/e/67f3be9b77d348eff27eaaca2e32c95c

つい半月前にある研修会で聞いた脳科学者・岩崎一郎先生による同様の話でびっくりしたばかりだったので、「ああ、やっぱりそうなんだ」と腑に落ちた。

 

岩崎先生の話では、人間の気持ちには「自分だければよければいい」という「利己心(りこしん)」という考えと、真逆で「自分を犠牲にしても他人を助けよう」とする「「利他心(りたしん)」があって、脳みそを科学的に研究すると、この「利他心」を持っている方は、「利己心」の人よりもずっと脳の活動が活性化するのだそうだ。
↓↓代表的な例
http://ameblo.jp/claireichiro/entry-12273095184.html
そしてそのようにして脳が活発に働くことによって、自分が持っている実力以上の成果を上げることが出来るのだそうだ。

あるグループのメンバーひとりひとりが「利他心」を持ち、全員が心をひとつにいくとグループとして想像を超えるような力を発揮するのだという。そのような脳の使い方を岩崎先生は「集合知性」と称している。

 

高校野球などでとんでもない奇跡を起こるのは、このパターンだそうだ。

「応援してくれる人に応えたい」「仲間と勝ちたい」、そのような気持ちを持つとグループも結束力が強くなり(「俺が俺が」ではそうはならない)、「利他心」の脳になって奇跡のような成果を生み出すことがあるということらしい。

 

その講演の中で最後に見せてもらったのが、以下の動画。
1人で何度やっても飛べない跳び箱が、仲間に囲まれて声援をもろに受け止めると「みんなのために」という気持ちになって・・・・という映像。

 

三方よしの発想も、本気でやればそういう効果があるはずだ。