問題解決 | 寿建設 社長ブログ

寿建設 社長ブログ

福島県福島市にある建設会社です。
会社や現場の取り組み、
日々の仕事や取り組みの中での
エピソードや思うことを綴ります。

昨年縁あって「建設トップランナー倶楽部」に推薦加入させていただき、以来その代表幹事である米田雅子先生
http://www.yoneda-masako.com/
にはなにかご指導いただいている。

慶応義塾大学特任教授で、学者の立場から建設業のさまざまな分野に関わり、具体的な取り組みをされている米田先生が、先月講演会で福島市に来られた。

せっかくわが福島市にお越しになったので、講演後に福島特有の除染土壌の「仮置場」の現場にご案内させていただいた。夕方の短い時間だったが、福島の除染事情も少しご理解いただけたと思う。

 

さて、その後何名かと会食して話をしたのだが、以前から気になっていたことを訊ねた。
それは、なぜもともと建設業と関係のない女性である米田先生が、こんなにも建設業のいろいろな問題に首をつっこんで関わるようになったのか、ということである。
↓↓先生のプロフィール

http://www.yoneda-masako.com/profile/index.html

すると、まったく意外な回答が返ってきた。

 

「私、元々が数学者だからなのよ~」

先生は大学時代数学を学び、そういう関係の仕事をされていたそうだ。
問題を考え、答えを導く、ということがとにかく好きだというのだ。
そして「建設業」の成り立っている仕組みは問題だらけで、とにかくこの「問題」を解いて解決させたい、というのが根本にあるのだというようなことをおっしゃる。
びっくり仰天の考え方だが、ある意味納得がいった。

 

今年の当社のテーマ「ヘラス思考」
http://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12270842416.html
のことをお話ししたところ、「そういう発想に近いかもしれない」とおっしゃって下さった。

施工性、安全性などの「問題」を流さず受け止めて考え、何かしらの「ヘラス」答えに導いていく、というこの取り組みは、すぐに答えが見つかるものではないはずである。
だが「ヘラス」という気持ちをずっと持っていろいろな知恵を集めれば、小さくても一歩目の「ヘラス」成果につながり、その後の展開を経て大きな結果を出せるはずだと改めて思った。