スイスチーズ・モデル | 寿建設 社長ブログ

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福島県福島市にある建設会社です。
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エピソードや思うことを綴ります。

事故やミスは、単独の原因で起きるのではなく、いくつかの要因の欠点が重なって発生することが多いと言われる。
この事象、「スイス・チーズ・モデル」で説明されることがある。

 

スイスのチーズは穴がたくさん空いている。

これをスライスして重ねて後ろから「危険(事故の原因)」という光を当てた場合、チーズの穴がすべて一致すると、光が通ることになる。



つまりいろいろな要素の穴(欠点)が重なって事故は起きる、という説明。

だから要素を増やしたり(チーズの枚数を増やす)、各要素の欠点(穴)を小さくすれば、事故は起きにくくなる、という理屈である。

絵にするととてもわかりやすいので、会社の安全講話でも時々使っている。

 

さて、先月九州、四国に行ってきたのだが、帰りの飛行機での出来事。
窓際席を確保出来、通路側の隣の2席は空席であった。

旅中に少しづつ読み進めていた小説をがっつり読む。
しばらくすると、通路を2人一組のCAさんがワゴンを引っ張っての飲み物配布が始まった。

本に夢中になりながらも、なんとなく何を飲もうか考えていた。

次が自分の番だな、と思っていたら、何がどうしてそうなったのか、すっ飛ばされた。
何の一声もないまま、スルーされたのだ。私には無奉仕のまま次に行ってしまったのだ。

もしかすると後で「すいません」ってなるのかと思いそのまま待っていただが、何もない。
戻り足で紙コップを回収する時に気づいてくれるかな、と思ったが気づかれず。
結局最後まで声はかからず、飲み物は配布されなかった。


いろんな要素の穴をくぐり抜け、私に飲み物は配られないという「ミス」は発生したのである。

降りる時にいうのも嫌味っぽいので、結局何もなかったこととして飛行機を降りた。

悔しいのでここでネタにした次第。