新幹線のゆびさし | 寿建設 社長ブログ

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福島県福島市にある建設会社です。
会社や現場の取り組み、
日々の仕事や取り組みの中での
エピソードや思うことを綴ります。

東京出張の際、東京駅の新幹線ホームで新幹線の車掌さんや運行に関わる職員さん、「7分間の奇跡」と称される東北新幹線の清掃チームの仕事ぶりを見入ってしまうことがよくある。
車掌さんは何か事あるごとにゆびさし確認を行っているし、清掃チームの方は車両に乗り込む前にホームをゆびさし誰もいないのを確認してから乗り込んでいる。
大きな声は出さず自分に聞こえるくらいの声も発しているようだ。
きびきびして、カッコいいなあと思って見続けてしまう。
そしてカッコいいだけではなく、エラー防止・事故防止に役立っているのである。

↓↓東北ではないがこんな動画もある

 

当社でも少しずつゆびさしが定着してきているが、
http://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12192255338.html
すべての現場でこんな動きが出たらすばらしいし、なによりもヒューマンエラーが確実に減るなあ、と思いながらじっくり見ている。

 

今年の3月、三方良しの取り組みで親しくしている他県の会社の幹部の方が当社の視察にお越しになり、現場を視察いただいた。
その前に当社の安全の取り組みとして現在は「ゆびさし」の習慣化を目指しているという話をしていたのだが、現場から一般道を横断する際に新入社員のT君がごく自然に「右左右」とゆびさししてから歩き出したのだ。
それを見た視察参加の社長さんが私に「ほんまにやってるんやな~すごいわ~」と耳打ちした。

その後みなさんを車に乗せて移動する際、再度現場の近くの道路を通ったタイミングで、たまたま当社協力会社の方の運転する軽トラが枝線から本線に出て来たのだが、運転手さんが車の中でゆびをさして左右を確認してから車を発進させたのだ。
これにはさすがに私もびっくりしたが、車内で各社さんが非常に感心されていた。

「ゆびさし」の習慣化の目的はヒューマンエラー防止である。
当社において重大災害はしばらく発生していないが、いずれ大きな事故が起こるとすればヒューマンエラーが原因になるはずである。
だからこそ、ヒューマンエラーの発生を6分の1に軽減してくれるゆびさしを取り込みたいと考えている。
そしてこまめにゆびさしを実行することは「魅せる現場」
http://ameblo.jp/kotobuki5430511/entry-12103927376.html
になることも実感している。