「なにバカなことやってんの」


って思うのが大多数の見方。


でも少数ながらもそのあとに、「面白いやん」 って思ってくれる人もいる。


おそらく私の友人たちは、後者だと思いますが(笑)


なんでわざわざしんどい思いや危ない目に遭ってまでチャリで旅なんかしようとするかな? って・・・。


「そこに山があるから」 ・・・いや、それは登山家。

「ランナーズハイだね」 ・・・あ、そうなのかも。


ノースマンで、タカシくんに聞いてみた。「なんでチャリ?」って。あ、ナゴヤは「けった」なんだよね。


「なんでけったで旅しようと思ったの?」って。


「大和魂をみせたかったから」 うわ、めっちゃかっこいい。顔だけちゃうんやこの人。


さて、私はそんなことが言えるようになれるだろうか?

なんでチャリ? それに対する答えは、ノースマンに着いてから・・・。



4日目の朝、久々にベッドで寝たからか、疲れらしい疲れは全くない。ベッドと言っても寝袋ですが(笑)

テントじゃなかったので、荷物をパッキングするだけで準備はすぐできた。

とはいえこのパッキング、左右の重さをバランスよくしないと、どっちかが重いともちろん走りにくい。

いったい何を積んでるんだろうって思ってる人も多いハズ。


行き当たりバッタリ・よつば旅


いったい何キロの荷物を積んでるのかなぁ。

水は3リットルくらいかな。丸められる分厚いビニールのウォーターバッグに。

食料と燃料と着替えとカメラとテントと寝袋と・・・、あとなんだろう。いまそれらのキャンプ用品は

収納の多いよつば家の階段上の棚に置かれております。


ちなみにマサさんのパッキングは・・・


行き当たりバッタリ・よつば旅


衣装ケースをうまい具合に使ってますね。

これだと荷物の出し入れが楽! アイデアだなぁって思いました。たぶん、雨にも強いよ(笑)

金のトナカイの角は、私のせんべつです。

しかし、キイロのGIANTカッコイイなぁ・・・( ̄▽+ ̄*)

行き当たりバッタリ・よつば旅


ノビ(右)のチャリ。これらはAUSで買ったものらしい。割とシンプル。

ディジュリデゥを積んで走ってます。

ディジュはアボリジニの楽器です。これ積んで走ってるチャリダーさん結構いましたね。


行き当たりバッタリ・よつば旅


そしてタカシくん。めっちゃシンプル。シルバーのGIANTだったのかな。

サドルにセーターでお尻が痛くないように。

ほんと、長時間走ってるとケツがいてえんだよ、ケツが。ってみんな言ってます(笑)


とまぁ、こんな感じでみんな思い思いでしょ(^^)

服装も、然り。


日本帰ったらみんなで沖縄チャリ旅しようって約束したよね、確か・・・。思い出した!

でもみんな住むところもバラバラだし、仕事や学校もあるし叶わなかったけどね・・・。


こうやって比べてみると、意外にマサさんってパッキングキレイ(笑)




こんな荷物とともに、自分の体重をプラスした重量をえっちらおっちら漕ぎながら移動してるわけです。


この日は、刺しバエというでっかいハエたちに血を吸われながらの走行。

でっかいだけに、痛いんです。でかいから、叩き落とすのに苦労します。しかもかゆいんです。

一応、長そでなんですが、チャリグローブの隙間(親指の付け根)とか狙ってくるから恐ろしい。

ほんと、ハエとかこの刺しバエとかには苦労しました。


初日だったかな、テントのなかで、妙にかゆくて、もしかしてダニがいるのかとか思って、

虫よけをスプレーしまくったんですが、あとからこの刺しバエだと気付きました。

数年経っても刺し跡はきえませんでしたからね・・・。


そんな刺しバエと闘いながらも追い風に助けられ、一時は時速47キロでました。

ほんとはもっとでるんだけど、怖くて怖くて。ちょうど坂の下にいた工事中のオージーたちにも

手を振ってもらって元気もらって走ることができました。


こんな風に、たまに出逢うオージーや、対向車なんかが手を振ってくれたり、ビデオで撮影されたり

することもありますが、稀です。めったに人に遭遇しませんから(笑)


そしてとうとうNullarborです。


行き当たりバッタリ・よつば旅

今まではまだ高い樹が見えてましたが、ここからしばらくはずっとこんな感じ。

TREELESS PLAIN ですかぁ・・・(^^)


この日の宿は、Nullarbor のロードハウス。結構大きいです。なので、3人部屋にひとり(笑)

予定時刻より2時間早くついたので、部屋の中でまさたかのメンテ。

うとうとしてると、宿の時計のアラームが鳴り始めたのですが、とめ方がわからず、コンセントごと

引っこ抜いてやりました(笑)


起きてシャワーに行こうとしたら、チャリダーさんに逢いました。キャンベラの人で、反対側の

ユークラから193キロ走ってきたとのこと。しかもめっちゃ向かい風の中・・・。

すごい。チャリダーって、普通はこうなんだろうけどね(^^)

追い風できた私に、ラッキーだよって言ってた。自分もそう思う。


私がセデューナで見送ったイギリス人のチャリダーさんとすれ違ったらしく、

もうすぐ東洋人の女の子(笑)が来るから、見かけたらよろしく言っといてって言われたとのこと。

わぁ! なんかこういうのって嬉しいですよね。繋がってると言うか、なんというか・・・。


この日は豪勢に、チキンバーガーなんぞを食べ、明日みれるであろうバンダクリフを前に、

お願いだから晴れてくれと願うのでした。


行き当たりバッタリ・よつば旅


ほんとに、高い樹がないのね・・・。



この日の走行距離:98.34キロ 6時間ちょいでした。



行き当たりバッタリ・よつば旅

翌朝、出発前にチャリダーさんとご挨拶。

私の太い脚に比べて彼の脚の細いこと・・・(涙)


お互い走る方向が逆なので、顔の片側だけ真っ黒なんですよね。私は右、彼は左。

いろいろ話を聞けてよかったです(^^)