13回だなんて不吉な数字だこと(?)


チャリダーをあきらめて、最後の200キロ、ノースマンまではただの自転車好きな人になって(笑)、

楽しんで漕ぎました。

途中、ほんとに誰もいない中でのブッシュキャンプもしました。


テントで寝るときは、いつも護身用のナイフを握って寝てた。

寝相がいいので朝までそのまんまだった。

普段あまり熟睡しないので、ちょっとした風が吹いただけですぐ目が覚めた。

途中でメーターが壊れたので、何キロ走ったのか正確な距離はわからないけど、

ノースマンまでは800キロから900キロの間かな。

ノースマンについてからもあちこち拠点にして走り回ったので、トータルは1200キロくらい。


楽しかったです。

もちろんつらい時もあったけど、途中ヒッチハイクした時は、ほんと自分が情けなかったけど、

頑張って前に進むことだけがいい結果を生むってことにつながらないこともあるんだってわかった。

本人はすごく悔しいし、一生あの時ああしてたら、とかたらればが付きまとうけど、

生きてるだけで丸儲けなんだってことも理解した(笑)


なにより、見たかった景色をみれた。

それで満足。

普通の人は一生見れない景色なんだから、贅沢言っちゃいけない(笑)


オーストラリアを走るチャリダーが見たいと思っても見れない景色だってある。

この景色を見れたチャリダーは何人いるんだろう?



行き当たりバッタリ・よつば旅

通称レイルウェイ。

シドニーからパースまで大陸を横断する列車・インディアンパシフィックが自分の前を通過してゆく。


この景色、私は見たいかどうかより、見れないって思ってるから、ポストカードだけでいいです(^^)



行き当たりバッタリ・よつば旅


自力でたどり着いてみることができた風景。


ここはラクダ使いさんがホワイトデーにくれたポストカードにあった、真っ白の砂丘。

ユークラのキャラバンパークからチャリまさたかと一緒にこの砂丘にのぼりました。

そういえば、ヒロくんからも同じように砂丘にチャリとのぼった写真が送られてきたけれど、

あれはどこの砂丘だったんでしょうか?

ヒロくん、これ読んだらコメントで教えてください(笑)


そして、今回自分がどうしてもみたくて、チャリで走ってたどり着いた景色。

ナラボーのバンダクリフ。

自分が走った道も、ブッシュキャンプした場所も、ちゃんと写真に写ってます(笑)


この後、自分が旅をした台湾に一番近い日本の与那国島を空撮で見れた時の感動もさることながら、

このポストカードは、ほんとにほんとに大事な宝物です(笑)


行き当たりバッタリ・よつば旅

ちゃんとみれますかね?


行き当たりバッタリ・よつば旅

左向きの矢印が、自分がセデューナからノースマンへとひた走りに走ってたハイウェイ。

下向きの矢印が、ブッシュキャンプして、優しいキャンピングカーのご家族にご飯をごちそうになった

場所の近く。


上から見る風景って、すごいですね(^^)


自分、こんなところを800キロも走ったんだなぁ・・・( ̄▽+ ̄*)


あれから10年弱、やっとこうしてブログに記すことができました。

思い出したことがあればまた追記していこうかと思いますが、ひとまずこれで、旅ブログはおしまい。


去年のクリスマスに過ごした台湾の珍道中は、ほんとのところ・・・  (←リンクしてます)で

書いていきます~(^^)


ながなが読んでくださってありがとうございました!

10年以上も行ったり来たりしていたAUSには、この時以来帰っていません。

もう、十分やりつくし、見たかった景色もみれて、自分自身のなかでAUSは納得できたんだと

思います。

まだまだ見てない景色もたくさんあるけれど、ひとまずは、AUSは卒業(?)


おばあちゃんになったら、またなんとか英語を思い出して、AUSのアウトバックを旅をしたいなぁ・・・。



http://ameblo.jp/kotobuki-428/theme5-10007281993.html#main

そしてこのあと、沖縄チャリ旅が始まってゆくのでした。

まだタイガースの選手じゃない一二三くんの写真もあった(^^)


AUSのあとは沖縄、そしていま台湾(^^)


人生何がおこるかほんとわかりませんね。

それではみなさま、お元気で!!!






あと数日は天気の回復が見込めない。ただ道路の補修工事が始まった、とGSのおじちゃんが

ラジオを聴いて教えてくれた。


目の前に一台のキャンピングカーが停まった。

おじちゃんがきいてくれた。


「ノースマンに行くらしい。余裕があるから、乗せてあげるよって言ってくれてるよ」


私の代わりにヒッチハイクしてくれた。


どうしよう、どうしよう。悩んでる時間はハッキリ言ってない。


「これから先車は来るだろうけど、乗せてもらえるかは賭けだな。天気の回復を待つ間に、また

ヒッチできるかもしれないし、できないかもしれないし」


そう、そこなんです。これは運なんです。この先強行して走ってもし何かが起こった場合、

こんな風にタイミングよくヒッチハイクできるかどうか。もしできたとしてもまさたかは?


目の前の車なら、自転車も積んでもらえるらしい。

目指す先の空は、真っ暗。


フッ・・・と、緊張の糸が切れた音が本当に聞こえた。


「乗せてもらえますか?」


私のチャリ旅が終わった瞬間だった。

みたい景色を自分の動力だけでみることができた。それだけで十分満足だったのもあるし、

自分は1周とか横断とかを目的にしていたわけでもなかったからか・・・。


ただ天候の回復をやり過ごす、という余裕がなかった。今なら、経験上、できるだろうけど。


彼の名はジェームス。とてもかわいい笑顔をする人だった。スコットランドの出身で、

なんとアデレードのヘンリービーチに住んでいるらしい。

ヘンリービーチは、私が語学留学していたときに住んでいたところ。これもなにかの縁だったのか。


ひとりで車を運転していたからなのか、よくしゃべるしゃべる。ほんとに黙っている時間がないほど

しゃべるジェームス。

自転車だと時速8キロがやっとの強風の中を、100キロで走って行く。かなり切ない。

それでも、普通なら135キロはでてるんだよって言われた。いったい風速何メートルだったんだろう。


お昼ご飯は、クックルビティの鍾乳洞の近くのロードハウスでとった。

ジェームスがおごってくれました。なんともありがたい・・・。

鍾乳洞もみてみたいとか思ったけど、ヒッチの身ではそうは言えまい。


行き当たりバッタリ・よつば旅

ロードハウスの屋根が風でバッタンバッタンめくれる。トタンというかなんというか・・・。

立ってるのもやっとの風の中、これでは私の漕ぐ力では時速5キロも無理だと思った。歩いてるのと

変わらない・・・。


黒い雲がなくなってきたのをみて、1日待てばもしかしたら天気になったのかもしれないなぁと思った。

途中で道路の迂回路をつくっていたのをみて、これって走れたんじゃないだろうか、とも思った。

でも今そう思っても決断したのはあの真っ黒な雲が怖かったから。

それでよかったんだと言い聞かせた。


途中、ナラボーで有名な90マイルストレートの看板が見えた。

その名の通り、その看板から先は、90マイル延々真っ直ぐな道。

この道も、走ってみたかったなぁ。



行き当たりバッタリ・よつば旅

90マイル、146.6キロ走った先に見えてくるのは・・・


行き当たりバッタリ・よつば旅

左にカーブ、の看板。

一日で146.6キロ、走れるなら走ってみたかったと思う。

死ぬまでにいつかこの区間だけでも走りたいと思うけど、きっと無理だろうなぁ・・・。


乗っけてもらってて、ずっと考えてたこと。

このままチャリダー終わってもいいのかなぁ・・・。ほんとに後悔しないかなぁ・・・。


タカシくんは、体調が悪くてヒッチしたけど、よくなってからまたヒッチした場所までヒッチしなおして、

再スタートを切ったんだった。

マサさんに至っては、ナラボーのほとんどをヒッチしたという・・・。


暗くなってきたので、宿に泊まった方がいいと判断して、ノースマンまで200キロすこしのところの

バラドニアという町でドミトリーをみつけた。あとで夕食を一緒にとろうとジェームスと宿のレストランで

待ち合わせの約束をした。

荷物をばらして、考えた。このまま明日、ジェームスに乗っけてもらってノースマンに行って旅が終わる。

それでほんとにいいのか?


「みっともない走りはできないね」 そうオグちゃんのお墓の前でタカシくんに言われた言葉がずっと

引っかかってた。


あと200キロ。


決断して、ジェームスとの待ち合わせに向かった。

そして、明日ここから再び自転車でノースマンを目指すと告げた。


「本気か? この先ノースマンまで何もないぞ? わかってるのか?」 かなり怒っている様子。

今まで600キロくらい走ってきたこと、ブッシュも経験してることを言うと、

「それなら私はここで失礼するよ。あと2時間でノースマンだから、泊まるのもムダだからね」

せめてお礼に食事をごちそうさせてほしいというと、

「女性とはディナーをとらない主義なんだ」 と言い残し、宿をキャンセルしてノースマンへ向かった。


かなり悪いことをしてしまった。言えるだけのお礼は言ったけれど・・・。


ひとりで食事をとっていると、長距離バスの休憩タイムにあたったようで、乗客が晩ごはんをとりに

やってきた。その中にヒロシくんという佐賀の男の子がいた。

どうしてこう出逢うひとはみな「タカ」とか「ヒロ」とかばかりなんだろう。ややこしい(^^)


今日こんなことがあってね・・・、と話してみると、「大丈夫ですよ」 って笑った。

それよりも今まで自転車で旅してきたことの方がビックリするって言われた。

自分だったら旅を断念してヒッチするどころか自転車で旅をするそのことの方が凄すぎて、

どうしたらよかったのかとか考えつかないって(笑)

しばらくしてヒロシくんのバスを見送った。誰かに話せて少しは楽になった。


その時その時の選択に間違いという結果はきっとないんだと思う。

このときの自分自身への悔しさを忘れずに、また同じ場面に遭遇した時に諦めずにやり遂げることが

できたなら、その悔しさは昇華されてゆく。今頑張るための経験だったのだと、のちに思えたらいい。

そう思えるようにするためにも、これから頑張ればいい。

ジェームスの気持ちを害したと思うなら、その分自分がほかに困っている人を見つけた時に、

手をさしのべればいい。


そう思わないと、なんだか自分が保てないような気がした。


あとの残り200キロを、チャリダーとして走りきればいい。ヒッチで走った445キロ分、4日間猶予を

もらったと思って、天気が悪ければ、4日待てばいい。


このときのこころの葛藤は、今でも引っかかっている。

あの時走りきれていれば、どんなふうにこのチャリ旅を振り返れていただろう。

自分の弱さや、あきらめない強い気持ちを持てなかったことは決して恥じてはいないけれど・・・。

「姉さん、みっともないですよ」 ってオグちゃんがネタにして笑ってくれてたらいいなと、思う。


どうしてあの時はとにかく前へ前へって思ったんだろう。ゆっくり立ち止まってまた進めるときに

進めばよかったんだとあとから気付く。経験のなさからくる焦りだったのか。


上手くいかないときは誰にでも絶対やってくる。そのときはあえて逆らわずにやり過ごし、

進めるまで待つか・・・、周りの助けをありがたくうけとって力を借りて前へ進むか・・・。


どっちが正しいかなんて今も分からないし、今でも失敗ばかりしてるけど・・・(^^)



さて、ノースマンまではあと200キロ、走らないといけません。

そのことだけを考えて、前へ、前へ・・・。







重大な決断を迫られたこのチャリ旅。


結果どうなったかの前に、このチャリ旅でみた有名なナラボーの3連看板をご紹介。


走って見つけた順番通りじゃないと思いますが・・・



行き当たりバッタリ・よつば旅


ラクダ、カンガルー、ウォンバット。

行き当たりバッタリ・よつば旅

カンガルー、エミュー、ラクダ。

実際にエミューはみましたよ(^^)
行き当たりバッタリ・よつば旅

ラクダ、ウォンバット、カンガルー。


行き当たりバッタリ・よつば旅

行き当たりバッタリ・よつば旅


ラクダ、エミュー、カンガルー。


これは誰かが1を付け足して、150キロから1150キロに変えてます。

誰!こんないたずらしたのは!!!



行き当たりバッタリ・よつば旅


らくだ使いさんのお友だちは、らくさ使いさんのためにすべての3連看板の下の手紙と差し入れを

掘って隠しておいたそうです。

それを目指し、旅の楽しさが増す、いいお友だちですね(^^)



3連看板ではないですが、途中で見つけた看板・・・。

行き当たりバッタリ・よつば旅


あまりに何もないので、緊急時の滑走路になってます。さすがオーストラリア!



行き当たりバッタリ・よつば旅


その先、誰もこんなとこ横断しないってって突っ込んでしまうんですが・・・


よく見ると、アヒルの足跡がついてるんです(^^)


こんなほぼ誰も観光しないただの道路で、いったい誰が発見するんだろうっていうこういう遊び心が

たまらない・・・о(ж>▽<)y ☆

私がオーストラリアが大好きな理由のひとつでもあります(^^)