Penongのキャラパーは、タカシくんが教えてくれた通り、綺麗で、日除けのシェードもあって、
快適でした。トイレとかシャワーも掃除が行き届いていてとっても綺麗だったし。
でもこれから先はこういう快適さは望めないんだろうなぁ・・・。
初めて80キロ走り、筋肉痛になるかなって思ってたけど、まったくなかった。
もしかしたら、ケンゴくんからもらった、コラントッテのおかげでしょうか?
初日は初めてのこともあって、気になることがあるとすぐとまって確かめ、また走る、の繰り返し。
途中、対向車にクラクションを鳴らされ、なんだろうって思って振り返ると、とまれと・・・。
何なんだと思いながらUターンして車まで行ってみると、珍しそうにジロジロと眺める60歳代くらいの
オージー。
「なんで自転車で旅をしてるんだ?」 「この先泊まるところは限られてるが、野宿するのか?」
「砂漠にはサソリも蛇もいる、テントは危ない」
などなど・・・。
「はい、すべてわかっていて承知で走ってるんです。もういいですか?」
調子よく風に乗って漕いでるときは、できればとめないで欲しい。いったんとまると走り出すのに
余計な動力がかかるし、時間のロスにもなるし。そうかと思えば、労いの言葉と共に、飲み物を
差し入れしてくれる車もある。
結局のところ、とまって話をするまで無駄かどうかはわからない(笑)
今日は昨日と同じ80キロくらいだから、同じようなペースで走れたら大丈夫。
Nundrooにもキャラバンパークがあるし、明るいうちについてテント張ったらゆっくりしよう。
そう思って早く起きたのに、朝ごはんやテントを片付けたりしてたら結構準備に時間がかかった・・・。
結局出発は朝8時。夕方4時くらいに着けばいいかなぁ・・・。
2日目はだんだんペースがつかめてきて、1時間漕いで、10分くらい休憩、の繰り返し。
かなりアップダウンがきつくて、途中降りてまさたかを押して歩いたりもしたし、反対にくだりでは
余裕で40キロ近く出てた。怖いので40キロに抑えたけど、マサさんは、60キロくらいで走ったって
言ってたよ・・・。こけたらどうするよ・・・。
海沿いからかなり内陸に入ってきてるので、地面からの照り返しがキツイ。
雲も出ないから、手足が真っ赤になってしまう・・・。日焼け止めはほぼムダと思われる。
日差しって、ことごとく体力を奪うものなんだ、とあらためて思う。
と同時に、ハエが鬱陶しい!!!
走ってれば気にならないけど、とまった途端に水分を求めてハエにたかられ、ゆっくり休憩もできない。
ちなみにお昼は、バナナとカロリーメイトという食事。
そうそう、途中でウォータータンクを発見することがある。
↑
こんな感じのが、ありました。水はきれいでしたよ。AUSは水は貴重だし、買うと高いので、
できるだけこういうところで補給しておくのがベスト。
今はまだ町と町の間隔が100キロないからお世話にはならないけど、この先でずいぶん助かりました。
朝8時過ぎに出発して、以外に早く、お昼の2時すぎにNundrooに到着。
この日もキャラバンパークにテントを張る。
まだ2時って思う人もいるでしょう。男の子とかだと一日200キロ走ったりする人もいるし。
でも私は、チャリ旅の経験がないゆえ、無理をするとどうなるかがわからない。
だから、地道に、次の町まで100キロ以内で行けるところまで走る。
何日で走破、とか時間を競っているわけではないから。
テントを張ってシャワーを浴びて洗濯をして、睡眠とって、起きたら夕方。
キャラバンパークに併設されたショップで、久々のチップス(ポテトフライ)を食す。
塩分が美味しいんですよね(^^)
晩ごはんは、パスタ。ツイストマカロニ?っていうんでしょうか?
水を入れて煮るだけでできるとっても簡単便利な食事。これに果物でビタミン補給。
スキムミルクでミルクティー作ったり(牛乳ないので・笑)、日本からもってきたココア作ったり、
糖分もめっちゃ補給(^^)
明日は50キロちょいでアボリジニが多く住む町まで。治安の問題もあるし、早めに着いて、
できれば鍵つきでとまれるところ探そう。
明後日がその倍の100キロなんで、とにかく休養を。慣れてきた頃が一番危ないし、気を引き締めて。
「自分に負けない!」
当時の日記には、なんどもそう書いてありました(^^)
この日の走行距離:85.34キロ
NundrooからNullarborまでは144キロですね。
頑張って走れば行けない距離ではないと思いますが、初めてのチャリ旅しかも女子ひとりですから
無理は禁物・・・。
ノースマンまではまだまだです。