チャリダーのマサ&タカシとセデューナでカニを食べる約束をした(^^)


こういうことは早い方がいいと思い、アイリーンにセデューナに行くことを告げた。

そしたら、来週から1週間アレンとふたりでパースまで出かけるので、その間私にひとりで宿をお願いする

つもりだったのに、と言われた。初耳だし、しかも英語に難のある私にひとりで留守番って、

もしゲストがたくさん来たら・・・、ひとりで1週間も・・・、正直不安。


できないなら、もうここにいる必要ないから、と言われてしまった。

確かに、宿を手伝わなければ、何のためにいるのか、ですよね。その通り。


朝早く起きて、宿のシャワールーム(3か所)とトイレ(3か所)とチェックアウトしたゲストの部屋の掃除と、

共同キッチンと、予約のあったゲストの食事の用意と、リビングと庭の掃除、そして指示のあった所の

掃除・・・。ヨウヘイはそれで3食とベッドが用意されていたけど、私は食事ナシ。

都会の宿だと、ベッドメイキングだけとかキッチンの掃除だけとかでベッドが用意されるところもあるから

それに比べたら私はずいぶん働いてる方だと、ゲストの日本人に言われたこともあったけど。


自分ではちゃんとやってたつもりだけど、でもアイリーンは満足してない。何が足りなかったのか、

このまま終わるのが悔しくなってきた。


じゃあ、ふたりが出かけるまでに戻ってくる。


そういうと、アイリーンはバッサリ切り捨てた。


友だちに頼むからもういいわ。セデューナでもどこでも好きなところへ行けばいい。

今日にでも出て行っていいのよ。


仕方ない。とりあえず、荷物をまとめて、セデューナ行きのバスを予約しよう。そしてジョンのところへ

挨拶に行かなきゃ。


なんでこうなってしまったのか。ジョンは以前ヤキモチだと言ってた。

ジョンに事情を説明すると、ドライブに連れてってくれた。


行き当たりバッタリ・よつば旅

ナラボー平原の、有名な道。

146.6キロもの間、ただひたすらまっすぐな一直線の道。

ハンドルを切ることもなく、ただアクセルを踏み続けるだけの道。


この看板まで来たときに、ジョンが言った。


アイリーンは自分のやることをキミにとられてしまったと思ってるんだよ、おそらくね。

それに、キミに逢うためにわざわざロッヂ101に来る日本人たちをみて、よけいに腹が立ったんだろうね。

もちろん、キミはそうして宿の集客をあげて貢献してるんだから何も悪くはない。

でもそれを喜んでるアレンをみてるとキミが憎らしく思えてきたんだろう。


女性ってそんいうもんだろ? って笑った。


そうか、私のやってたことは恩着せがましいことだったのか。

少しでも高く宿が売れるように、隅々まできれいにしようとしてたことも、

ひとりでも多くゲストが来てくれるように、いろんなところで宣伝してたことも。

アレンは喜んでくれていたけど、アイリーンには、そうではなかったんだ。


今まで全く手をつけてなかったところを掃除して次々に出てきたいろんなもの・・・。

それをアイリーンに言ったとき、すごく機嫌が悪くなったよね、そういえば。


「いつでもノースマンに戻っておいで。そのときはロッヂじゃなくて、うちにくればいい」


ジョンが友だちでいてくれてよかったと、心底思った。


宿に戻って、ノースマンの最後の夕焼けを見に行った。


行き当たりバッタリ・よつば旅



行き当たりバッタリ・よつば旅

いつみてもきれいなそら。



行き当たりバッタリ・よつば旅

残念なのは、ジョンの家のクリスマスまでのカウントダウンボックス・・・。

最後のひとつをみんなで開けようと約束してたのになぁ・・・o(TωT )


そうして、意外な展開で、ノースマンをでることになったのでした。