庄屋と狩人ときつね
昔のたとえ話に庄屋と狩人ときつねの話がある
狩人は庄屋の前ではかしこまっている
しかし庄屋はきつねにばかされる
きつねには弱い
そしてきつねは鉄砲で撃たれるかもしれないから狩人がこわい
結局この中で誰が偉いとも何ともわからない
という話である
私は今日でもこの話は生きていると思う
勝負に勝つ人が偉いのでも
負ける人が偉くないのでもない
教育する人が偉いのでもないし
教育を要する人ができが悪いのでもない
それぞれやっぱり一つに生きる姿である
そう考えれば
喜んで人に協力することができるし
また協力を受けて仕事ができるのではないかと思うのである
松下 幸之助(まつしたこうのすけ)
松下電器産業(パナソニック)を1代で築き上げた経営者、発明家
9歳の時に父が米相場で破産し小学校を4年で中退し丁稚奉公
(でっちぼうこう)にる。 16歳で大阪電燈に入社し在職中に
電球ソケットを考案その後独立
1日1回 松下幸之助の言葉を学ぶ