長年のツケを払うとき
戦後三十年間
政治の仕組み
教育のあり方
またお互いのものの考え方
生活態度の中に
知らず識らず
いろいろなムダや非能率が生まれ
増大してきた
それがつもりつもって物価をジリジリと押しあげ
とうとう今日の事態を招来したのである
お互いに考えるべきことを考えず
改善するべきことを改善してこなかった
長年のたまりたまったツケがまわってきたのである
だれが悪い
かれが悪いと責めあっているときではない
そのツケはそれぞれの分に応じて払わなくてはならない
その覚悟を真剣に持つことができるかどうか
そこがきわめて大切な点だと思うのである
松下 幸之助(まつしたこうのすけ)松下電器産業(パナソニック)を1代で築き上げた経営者、発明家
9歳の時に父が米相場で破産し小学校を4年で中退し丁稚奉公
(でっちぼうこう)にる。 16歳で大阪電燈に入社し在職中に
電球ソケットを考案その後独立
1日1回 松下幸之助の言葉を学ぶ