魂を加えた価格
価格というものは
サービスとか配達とかいろいろな便宜だとか
そういうものを総合した価値判断によって決めるべきで
単によそがいくらだからウチはいくらにするというようなことでは
ほんとうの商売はできないと思います
たとえば
よそで一万円のものを
場合によっては一万五百円で売ります
するとお客さんが「なぜよそより高いのか」と聞かれます
そのときに「同じ製品ですが
私の方はお添えものがあるのです」
「何を添えてくれるのか」
「私どもの魂を添えるのです」
と申し上げることができるかどうか
そのように
お店の魂をプラスして価格を決定することが
お互いの商売には必要だと思うのです
松下 幸之助(まつしたこうのすけ)
松下電器産業(パナソニック)を1代で築き上げた経営者、発明家
9歳の時に父が米相場で破産し小学校を4年で中退し丁稚奉公
(でっちぼうこう)にる。 16歳で大阪電燈に入社し在職中に
電球ソケットを考案その後独立
1日1回 松下幸之助の言葉を学ぶ
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