カナダやアメリカでは家が半地下と1階という構造なので、

家の奥から裏庭へは階段も兼ねてデッキと呼ばれるベランダを

備えつけます。

 

写真はイメージです。

 

 デッキには鉢植えを置いたりします。

 

 それは6月18日のことでした。

朝から4羽ぐらいのスズメの群れが来ていて

人懐っこいな、かわいいな、とほほえましく

思っていました。

 

 その日は眠くてついついいつもより長めの昼寝

をしてしまいました。目覚めてチュンチュンと

スズメの元気な鳴き声を聞いてデッキに向かうと

光景に驚きました!

 

 なんと、ミントとイタリアンパセリの葉を

食いちぎっているではありませんか!

せっかく図書館で無料で種をもらってきて

大切に育てているのに。

まさかスズメに盗み食いされるとは。

 

スズメに食いちぎられ、見るも無残なミントの葉。

 

 どうしたものかと調べてみると、

鳥害ネット袋に鉢や苗ごと入れるという方法を発見。

ところが、カナダでは、農家を想定しているのか、

まとめ売りのネット袋しか見つからず(100袋とかいらんし)。

 

 そこで、自分で作ることにしました。

まず、スーパーで買った玉ねぎの入ったネット袋を

半分に切り(ミントとパセリのそれぞれに使うため)、

セロテープで間隔を置いて鉢の縁に仮止めし、

ガムテープを細く4本に切ってから

縁にぐるっと止めました。

 

 

ネット越しに見える、

スズメに食いちぎられ、ひと葉や半葉になったパセリの双葉

 

 これで一安心、と思いきや、

ネットすれすれまで成長したミントの葉が

またスズメに食われてしまいました。

 

 

 さらに後日も…。

 

 

 

 もう、こうなったらデッキに置いておくわけにはいきません。

せっかく作ったネットも取り去り、

ミントとイタリアンパセリは室内で育てることにしました。

 

 実は、スズメは害獣。

検索すると、日本にも、ベランダに置いておいたミントをスズメに食われた方、

いらっしゃいますよ。

関心のある方は、『アブなすぎる害獣図鑑!農家の敵とその撃退方法~スズメ編

をご覧ください。

確かに、スズメは農家の、そしてガーデニングを楽しむ人々の敵ですね。

 

 

 舌切り雀のお話には、スズメの舌を切るとはなんて残酷な

という印象の方が強くありましたが、

そこまで怒りたくなるほど悔しい

という気持ちがようやくわかりました。