ウォルトは、チャールズ・ミンツを信頼していたが、
(ディズニーブラザーズスタジオが、契約していた会社の経営者)
その男に、こっそりと盗みを働かれた。
その結果、唯一のアニメーションの人気のキャラクターと
ほとんどのスタッフを、
友人としても信頼していた者たちのほとんどを失ったのだ。
ホテルに帰る道すがら、ウォルトは自分に問うた。
「さぁ、どうする?」
くじけてなどいなかった。 自分を哀れむつもりもない。
まだ、アブ・アイワークスもいるし、
アイデアが詰まった頭だってある。
今、目の前で扉が閉ざされた。
今度は、窓を開ける番だ。
ディズニー兄弟が再起をはかるためには、
集められるだけの楽観が必要だった。
そこで、ウォルトは、兄のロイに電話をして
オズワルド(キャラクター)を失ったことを知らせるかわりに、
陽気な電報を打った。
「シンパイムヨウ、スベテジユンチヨウ ウオルト」
そして、ニューヨークからロサンゼルスに向かうあいだに、
エンターテイメント界の伝説が生まれたのだ。
元気な小さなネズミ、ミッキーである。
バット・ウィリアムズ 著
「ウォルトディズニーに学ぶ 七転び八起き経営」
ウォルトディズニーは、自分のビジョンを実現するために、
たくさんの困難に立ち向かってきた人。
新たなチャレンジをするたびに、周りの人から呆れられたり、
反対されたり、無謀だ、、と言われ続けてきた。
それでも、イメージする世界を追究し続けてきたからこそ、
こうして、不可能と言われていた、ディズニーワールドが生まれた。
大きな成功をおさめるまで、、たくさんの逆境を乗り越えてきた。
新たな会社の設立、そして倒産し、破産、
そして、信頼していた人から、
大切にしてきた仲間を引き抜かれて、またしても、苦難が訪れても、
いつだってポジティブで、楽観的に考えて、立ち向かってきた。
大きな困難のあとに、かならず、いいことがやってくる。
PS
ディズニーランドのスターツアーズで
アトラクションのロボットが、
宇宙船のフライトが危ない道に行ってしまって、危険なときにも
”シンパイムヨウ スベテジュンチョウデス”
って言ってた気がするなぁ、、
ウォルトのコトバから生まれたのかな、、たぶんね。