ご訪問ありがとうございます。
言語聴覚士の木村です。
先日、ジム仲間とお食事に行ってきました。
友達の派手なネイルに、みんな目が釘付け👀
ある園に訪問した時、
先生から相談を受けました。
「うちのクラスに、『さしすせそ』が『ちゃちちゅちぇちょ』になってしまう子がいるので、見てください」と。
まだ年中さんだし、
そういう子がいてもおかしくないんだけどなぁ…なんて思いながら、見に行きました。
その子は私を見て、
「誰のお母さん?」と聞きました。
あら、お母さんの『さ』が言えてるじゃない❣️
「お母さんじゃなくて、木村先生だよ」と言うと、
「きむらせんせい」と言ってくれて、
これまた「せ」が言えてました。
先生に早速報告。
「サ行が出てるので、観察しながら会話してみてください」
しばらく先生がその子とお話しをして、
私のところに戻ってきました。
そして、
「サシスセソは言えてました。でも、自転車のシャはまだ言えなかったです。ジテンチャでした」
と言いました。
いやいや、多分言えるだろうな…と思いながら、
その子に話しかけました。
「自転車に乗ってきたの?
ちょっとごめんね。
自転車って言ってくれるかな?」
「じてんしゃ」
うん、やっぱり言えた。
年中さんくらいだと、
サ行がまだ言えない子も、10%くらいはいると言われています。
成長するにつれて、
少しずつ言えるようになりますが、
まだ以前の言い方が時々出てしまうこともあります。
でも、その段階まで行っていれば、
こちらがしっかりと正しい発音の見本を聞かせてあげれば、
上手に模倣してくれます。
言えなかったことに目が行きがちですが、
『同じ発音でも言える時がないか?』を注意深く観察してください。
言えたり言えなかったり、という段階に来ていたら、
もう時間の問題で、すぐに上手になります。
逆に、まだ全然サ行が言えないお子さんに、
「さ、か、な」
と真似させるのはNGですので、
お気をつけください。
読んでいただき、ありがとうございました。
このブログは、私個人の私見で書いてます。他のSTの先生と考え方の違いや、私の勉強不足などもございますので、ご了承ください。ご意見やアドバイスなどがありましたら、メッセージをいただけるとありがたいです。
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木村寿代
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