発音できる? できない? | 相模原 ことばの相談室【結】~言語聴覚士のおうちサロン

相模原 ことばの相談室【結】~言語聴覚士のおうちサロン

言語聴覚士、公認心理師の木村です。
自宅で個別言語療法を行っています。
お子様の『かかりつけST』として、お役に立てるよう努力します。

ご訪問ありがとうございます。
言語聴覚士の木村です。


先日、ジム仲間とお食事に行ってきました。
友達の派手なネイルに、みんな目が釘付け👀

{D498A4AB-9F77-4A0F-BFDD-9C5685723522}


ある園に訪問した時、
先生から相談を受けました。

「うちのクラスに、『さしすせそ』が『ちゃちちゅちぇちょ』になってしまう子がいるので、見てください」と。

まだ年中さんだし、
そういう子がいてもおかしくないんだけどなぁ…なんて思いながら、見に行きました。


その子は私を見て、
「誰のお母さん?」と聞きました。

あら、お母さんの『さ』が言えてるじゃない❣️


「お母さんじゃなくて、木村先生だよ」と言うと、
「きむらせんせい」と言ってくれて、
これまた「せ」が言えてました。


先生に早速報告。
「サ行が出てるので、観察しながら会話してみてください」


しばらく先生がその子とお話しをして、
私のところに戻ってきました。

そして、
「サシスセソは言えてました。でも、自転車のシャはまだ言えなかったです。ジテンチャでした」
と言いました。


いやいや、多分言えるだろうな…と思いながら、
その子に話しかけました。

「自転車に乗ってきたの?
ちょっとごめんね。
自転車って言ってくれるかな?」


「じてんしゃ」
うん、やっぱり言えた。


年中さんくらいだと、
サ行がまだ言えない子も、10%くらいはいると言われています。

成長するにつれて、
少しずつ言えるようになりますが、
まだ以前の言い方が時々出てしまうこともあります。


でも、その段階まで行っていれば、
こちらがしっかりと正しい発音の見本を聞かせてあげれば、
上手に模倣してくれます。


言えなかったことに目が行きがちですが、
『同じ発音でも言える時がないか?』を注意深く観察してください。


言えたり言えなかったり、という段階に来ていたら、
もう時間の問題で、すぐに上手になります。


逆に、まだ全然サ行が言えないお子さんに、
「さ、か、な」
と真似させるのはNGですので、
お気をつけください。


読んでいただき、ありがとうございました。


このブログは、私個人の私見で書いてます。他のSTの先生と考え方の違いや、私の勉強不足などもございますので、ご了承ください。ご意見やアドバイスなどがありましたら、メッセージをいただけるとありがたいです。

お問い合わせは、お気軽にどうぞニコニコ
ことばの相談室【結】
木村寿代
ベルyui.kotoba@gmail.com 

クリックしていただけると嬉しいです 
  ↓↓↓
 
にほんブログ村 

 
人気ブログランキングへ 

image

相模原・川崎・横浜・厚木・座間・茅ヶ崎・大和・海老名・町田・八王子・立川・越ヶ谷・和光など東京や埼玉、神奈川県内各地から、お越しいただいています。