伝えたい気持ち

言語聴覚士（ST）の木村です。

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ことばに限らず、発達や学習を促すためには、
「こどもが自発的に行うこと」が大切と考えています。

ことばが乏しいお子さんは、
ことばを使うことが苦手です。
話しかけられることに対して、
多少のストレスを感じているかもしれません。

「今日、幼稚園で何したの？」
「これ何？何て言うの？」
と話すことを求められることが続くと、
コミュニケーションに対して負担を感じてしまうかもしれません。

私たちは、楽しいことや驚いたことがあると、
「ねえ、聞いて聞いて

」と人に伝えたくなります。

ことばが遅れているお子さんにも、
同じことが言えるのではないでしょうか。

自閉傾向があると外側からは見えにくいのですが、
きっとそれに近い感情は生じているのだと思います。

人に伝えたい気持ちを育むことが、
家庭や集団活動の中でできる、
最大のコミュニケーション指導だと思っています。

電車が好きなら電車の話題、

園での楽しい行事、

好きな先生の話し、

など色々見つけてください。

ことばだけでは続きにくいなら、

写真を見ながら話すようにするだけでも、

お子さんの反応は違います。

お子さんが話したいという気持ちが、

表現力の改善につながります。

こちらが言い方を教えるのにも、

吸収しやすくなります。

好きなこと、楽しいこと、を中心に