ことばの遅れに取り組む言語聴覚士 木村です。
お子様のことばがなかなか出ない時、
どう教えたらいいのか悩んでいる方も、多いのではないでしょうか。
ことばが少ない時期は、言わせようとするよりも
分かることばを増やすことが大切です
例えば、クレヨンを前にして自分では「あか」しか言えないけど、
大人が「きいろはどれ?」と尋ねると指さしで答えられることがありますね。
自分では言えないけれど、分かっているということになります

しゃべることが苦手なお子様には、
まずは頭の中のことばの数を増やしてあげましょう。
ミキサー車に興味を示したら、
「ミキサー車だ~」(注意をひきつけて
)
「グルグル回ってるね」(手でグルグル円をかきながら)
「カッコいいなぁ」(うれしそうに
)
かまきりを見つけたら、
「かまきりだよ」「みどり色だね」「飛んでいくかな~」
ことばの模倣も促したいので、少しゆっくり話かけてくださいね、
関連することばも添えてあげると良いと思います。
こどもは、関心のあることばは覚えるのも早いです。
お子様の気持ちにそったことばがけをお願いします

