腹ふくれてませんか? | [望む人生を言葉で引き寄せる!]言葉と声のハーモニスト・松本エリハ

[望む人生を言葉で引き寄せる!]言葉と声のハーモニスト・松本エリハ

元舞台俳優で現役国語教師&ラジオパーソナリティの松本エリハが、言葉と声の調和によって望む人生を引き寄せるカンタンな方法をお伝えします。


温故知新、
今日は、国語の教科書でもよく見かける『徒然草』の一節から。


[おぼしき事言はぬは腹ふくるるわざなれば]

今の日本語にすると、

『思ったことを言わないのは
お腹が膨れるような感じがすることなので』

という内容です。


700年近く前の人も、
言いたいことを言わないとストレスを感じていたんですね……



思ったことを思ったまま
何でもかんでも口走る

という訳にはいかないかもしれませんが、


思いを言葉にする


これは今も昔もとても大切です。

*************

大切なのは分かるけど、

何を
どのように

言葉にすればいいの?!


と立ち止まってしまうこともあると思います。


・友達に話してスッキリする
・ノートや紙に書き出す
・匿名でネットに投稿する


『思いを言葉にする』方法はいくらでもありますが、私のお気に入りは


ひとりごと


実際には声に出さなくてもいいと思います。


絶対に反論・否定しない友達が聞いてくれていると仮定して(実際にそういう人がいればその人を思い浮かべて)、

あなたの腹をふくれさせているものを全部

言葉にして出してしまいましょう。

全部です。


表現や言い方なんか気にしないで、
全部
出してしまいます。


感情が揺さぶられて、涙が出たりするかもしれません。


それもひとつのデトックス。

こぼれないようにヒヤヒヤしながら日々暮らすぐらいなら、

一人の時間に出し切って、スッキリした方が気持ちいいです。



そして十分に思いを出し切ったあとは、

『あ~スッキリした!!』

と、デトックス終了を宣言します。



これでモヤモヤ関係の時間は終わり!

と、自分に区切りを付けるのです。

※この『終了宣言』、けっこう大事です。
きちんと終了させないと気持ちの切り替えが出来ず、『常にグチっぽい人』になってしまいます。これは危険。ちゃんと終了させましよう。


連休も終盤、

あちこちに気を遣ってふくれてしまった腹を空っぽにして、

スッキリ連休を終えたいですね。