西澤ロイ(コトバの宇宙探検家) -3ページ目

神との対話25(東京オリンピック裏金問題編)

TIME誌の表紙(パロディー)より:


神との対話25(東京オリンピック裏金問題編)



神さま、東京オリンピックは

大丈夫なんでしょうか……?



「安心するがいい。」



私の頭の中に響くその声は、神さま!

お久しぶりです!!



「約3ヶ月半ぶりだね。

あなたと話ができて嬉しいよ。」




東京オリンピックのことが、

とっても心配だったんですよ。

裏金問題で取りやめになってしまって、

ロンドンに移っちゃうんじゃないかって…



「安心しなさい。」



ホントですか!

神さまがそう仰るということは、

東京での開催は「安泰」だと

思っていていいんですね?



「私はそんなことは言っていないよ。」



え?

「安心しなさい」って、2回も

言ってくださったじゃないですか。



「そうじゃない。

人生は、なるようにしかならないから、

安心しなさい、ということだ。」




またまたー。

神さまは全知全能でいらっしゃいますから、

どんな結果になるか、もう既にご存知で、

それで「安心しなさい」って言って

くださっているんじゃ……ないんですか……?



「あなたは勘違いをしているようだ。」



えっ、どゆこと?



「確かに私は全知全能だ。この宇宙を

創造したのは他でもない私だよ。

しかし、いま私は、あなたたちと一緒に

この宇宙を創造している。

特に、人間と呼ばれるあなたたちとね。

(それが、一部の宗教で「神の子」と

いう表現がされる理由だよ)」




一緒に、ですか。



「そう。私はあなたたちに自由を与えた。

好きな現実、好きな未来を、好きなように

創造できる自由をだ。

それはつまり、オリンピックの開催地を

どうするかについても、自由なのだよ。」




でも、本当のところは、既にもう

決まっているんじゃないんですか?



「未来が既に決まっていたら、どこに

自由があるのかね?

私は、あなたたちに自由を与えたくて

この宇宙を創造したのだ。

未来を作るのはあなたたちだ。

私は今、どんな結果が出るか、

ドキドキワクワクしているよ。」




えーっ、神さまもドキドキワクワク

するんですか!?



「意外かね?

私は常にドキドキワクワクしている。

あなたたちは、神である私を常に

ドキドキワクワクさせるほど、無限の

可能性に満ちている存在だということを

もう少し認識した方がよいだろうね。」




無限の可能性ですか……。

でも、もし……



「もし…、なんだね?」



もし、東京オリンピックの話が

消えちゃったりしたら、日本はもう

お先真っ暗じゃないですか。



「ふーん、そんな風に思うんだね」



え、神さまはそうは思わないんですか?

いませっかく、東京オリンピックに向けて

みんなが盛り上がってきているところ

じゃないですか。


競技場とか、大きなイベント会場は

軒並み改築しているし。


ボランティアガイドをしようって

英語を学ぶ人も増えているし。


いろんなビジネスチャンスが出てくる

のを見越して仕事している人とか。


でも、それもこれも、東京オリンピックで

世界中から大勢の人が来てくれる

からですよね。


東京開催自体が裏金のせいでポシャったら、

せっかく盛り上がっているのに、

全てが水の泡じゃないですか!



「なるほど。

あなたの言いたいことは分かるよ。

でもね、あなたはちょっと勘違いを

しているようだ。」




そうなんですか?



「外国人が日本に来るのは何のためだろう?」



オリンピックを見に来るんですよね。



「それは、2020年の話だろう。

今すでに、年間の訪日観光客はどんどん

増えていて、昨年は2,000万人を突破したね。

彼らはなぜ日本に来ているのかね?


2011年には放射能を恐れてか、やや減少

したが、それ以降、ずっと伸びている。


2020年の東京オリンピックがなかったら、

彼らは手のひらを返したように、

日本に旅行に来なくなるのかね?」




そっか…、関係なさそうですね。。

日本に来る理由・・・?


うーん、日本が面白いとか…?



「そう。日本にたくさんの魅力が

あるからだよ。

別にオリンピックが来ようと、

来なかろうと大して関係ないのだよ。

日本にはものすごい魅力があり、

外国人はそこに興味を持っている。


しかし、日本の外国客の受け入れ体制は

全然できていない。

海外に向けての発信も、同じように

できていない。

だから、日本の魅力は、まだまだ

世界には全然伝わっていないのだ。

そして、訪日してくれた外国人客に

対しても、まだまだ伝わっていないのだ。


そんな状態でも、訪日する外国人客は

どんどん増えている。

もし、日本の魅力を世界にきちんと

発信できて、さらに来てくれた人にも

日本の魅力をきちんと伝えられたら

どうなるかね?」




なるほど。

それができたら、すごそうですね。



「そうなのだ。

だったら、やればいいのだ。


オリンピックのような、目に見える

マイルストーンがあれば、目標を

立てやすいかもしれない。

しかし、そんな目標はそもそも

必要なのだろうか?

単に、自国の魅力に自信が持てなくて

オリンピックという虎の威を借りようと

しているだけじゃないだろうか。

オリンピックとか世界遺産とか、

そういった権威がないと、日本人は

一つにまとまることさえできない

国民なのだろうか?


前に(第13回 で)、あくま君が

シミュレーションの大切さを説いて

いたのを覚えているかね?

今こそ、東京オリンピックが

中止になってしまったことを想定し、

今後をどうすべきかシミュレーション

するのに最適な時だ。


オリンピックのような劇薬を飲まない

限り、日本人は目覚めることができない

のだろうか。

それとも、そんな薬がなくても、

目を覚ますことができるのだろうか?


また、手元に劇薬が残るなら、それをうまく

使って、望む未来を創造できるのだろうか?


そういう選択は、全てあなたたちの自由だよ。

もちろん逆に、オリンピックが中止に

なってしまった場合に、悲観的になって

しまうことも同じように自由だ。

好きな現実、好きな未来を選べばよい。


ただ、この宇宙では、全て必要な出来事

しか起こらない。無駄な出来事など、

何一つ起こらないのだよ。

なるようにしかならないから、

安心しなさい。」




はい。

ちょっと安心できました。



「不安というものに大した根拠はない。

だから、不安を選ぶのではなく、安心を

選びなさい。どうせあなたは自由で、

どうせ自分で創造しているのだから。


未来を作っているのは、あなたたち

一人ひとりだ。

だからこそ、あなたたちの未来に対して

神である私もワクワクドキドキなのだよ。」



(※これはあくまでもパロディーです)



教員免許なしでも大学講師になれる。教えるのが好きな方は必読の1冊!

大原簿記専門学校で合格率ナンバーワン講師、
石川和男さんが新刊を上梓されました。

これは一言でいうなら「教えるのが好きな方は必読の1冊!」です。

タイトルは

『一生モノの副業 この1冊でわかる大学講師のなり方』






さすがは「副業王」の石川和男さんです。

建設会社で総務経理部長を務めながら、上記の講師の他に、大学講師や税理士、セミナー講師まで勤めてしまうという、「6足のわらじ」を履くスーパーサラリーマンですからね。

3冊目となる本書では、大学講師になる方法を教えてくれます。



でも、正直&失礼なことを申し上げますと・・・

ちょっと心配でした。。。

なぜなら、石川さんは今までに2冊の本を出版されています。

『30代で人生を逆転させる1日30分勉強法』
『30代で人生を逆転させる残業0(ゼロ)の時間術』

どちらもとてもタメになる内容が書かれてはいるものの、
ネタのオンパレード(笑)

アマゾンレビューの中には「駄文が多すぎ」「ギャグが寒い」
などという批判が出てしまうほどです^^

あ、石川さんの名誉のためにつけ加えておきますが、
レビューの平均は4.3と4.5ですし、僕は大好きです!

実は以前から、この企画のことは石川さんご本人から
伺っていました。

でも、ギャグだらけの「大学講師になる本」って
一体どんなのだろう・・・?

非常にドキドキでした。



そして、ついに手元に届き、謎が解けました。

石川さんの単著ではなく、「石川和男+千葉善春」という共著。

そして前書き(by石川さん)を読んで納得。

ちょっと長いですが、大事なところなので引用します。


このたび出版社から「ビジネスマン、士業、講師業、コンサルタントの方々が、大学はじめ高等教育機関で非常勤講師として登壇する方法を執筆してくれないか」との依頼を受けました。

しかし私一人では、そこまでの深い知識はありません。そこで、元サラリーマンでフリー講師の先輩であり、延べ8000人を超える大学生、短大生、専門学校生に講義を行い、年間200日500コマ以上の講義を受けもちつづけている千葉善春先生の力を借りて執筆することになりました。

千葉先生が、第2章~第6章を担当。私、石川が第1章と全コラムを担当しました。あなたは気づいてしまったかもしれません。ほぼ80%千葉先生のコンテンツだということに……。


私は思わず声を出して笑ってしまいましたが、納得!

千葉先生のおかげで、素晴らしい内容のご本に仕上がっています。
(あ、石川さんの6本のコラムもいいスパイスになっていますよ)

「副業」に関する情報は、最近は怪しいものも少なくありません。
「ネットでお手軽に稼げる」とか「スキマ時間で…」とか「コピペするだけで」のような。

しかしこの『一生モノの副業 この1冊でわかる大学講師のなり方』は、まさに一生モノ。

お手軽に稼ごう…といったような表面的なこと、無責任なことは一切書いてありません。

大学というアカデミックな場で、責任を持って学生の教育を担っている方が
大学や専門学校で講師として登壇するための「3つのルート」(そう、3つあるんです!)
について、責任を持って分かりやすく伝えてくれている良書です。

あなたが何かの専門知識を持っていて、人に教えることが好きなのであれば
ぜひ読んでみていただきたい――。そんな素晴らしい本に仕上がっています。



ちなみに、本書の中で、学生がウルトラマンに喩えられていました。

興味が持てないことであれば、わずか3分くらいしか集中力が持たないから……。

ですから、授業中には「笑い」が大切な要素(の1つ)になるのです。

この本の後にはぜひ石川さんの2冊の既刊も合わせてお読みいただくと、
学生の笑いを取って、学習効果も高める秘訣が分かるかもしれません……?

2冊に対する批判的なレビューの中には「内容が薄い」とか
「内容は全体の3~5分の1ぐらいしかない」などと書かれていますが(笑)、
笑いを交えて講義を行なう、という大切なコツが(きっと)詰まっています。



『一生モノの副業 この1冊でわかる大学講師のなり方』



ゲームコーナーで帰りたがらず「イヤー!」と泣き叫ぶ2歳児(イヤイヤ期)の態度が「ある一言」で激変

こんにちは、西澤ロイです。

先日、ショッピングモールに行っていました。

大戸屋でランチを済ませた後、ゲームコーナーの辺りでしばらく2歳の息子を遊ばせていました。

息子が好きなのは、アンパンマン。

そして、車関係。
特に、なぜか「ごみ収集車」が好きで『しゅーしゅーしゃ』と連呼します。

アンパンマンの乗り物をいじってみたり、
ミニカーのクレーンゲームをしばらく眺めてみたり…

その後は30分以上、マリオカートに座って、
ハンドルをいじったりしていました。

パパが車を運転しているのをいつも見ていますから
真似したかったのでしょうか。





しかし、楽しい時間はいつか終わるもの。

そろそろ帰らなければいけない時間になってきました。

「そろそろ帰るよ」

『イヤー』

まあ、当然の展開です。

2歳になったばかりですから、イヤイヤ期真っ盛り。

家ではいつも「○○しよう」『イヤー』という会話が
繰り広げられています。

「おむつ変えよう」『イヤー』
「お風呂入ろう」『イヤー』
「歯みがこう」『イヤー』

ですので、『イヤー』という返事が返ってくるのは
織り込み済み。

でも、どうやって連れて帰ろうか…?


そこで、まずは約束から入ってみます。

「いい? あと1つ、遊んでいいけど、

それで遊んだら帰ろうね。」

『・・・』

「わかった? あと1つだけ遊んでいいからね。

終わったら帰ろうね。」

『うん…』

気の乗らない返事ですが、一応約束を取り付けました。

最後はアンパンマンの別の乗り物に向かいます。

そして、5分ほど遊んだのち(いじっただけですが)、
息子が乗り物から外に出たのです。


「はい、帰ろうね」

『イヤ』と言って、逃げようとする息子。

「約束したでしょ。おうちに帰るからね」

私はそう言って、息子を後ろから強引に抱きかかえ、
スタスタとゲームコーナーから立ち去ろうとしました。

『イヤー!!』

当然ながら本気で抵抗します。。

ジタバタしながら、

『イヤじゃー!!!(涙)』

と泣き叫び始めました。


さて、これをお読みのあなただったら、
子供をどうやって連れ帰りますか?


***

いくつか頭の中でシミュレーションしました。

(1)
まず、ここで折れるわけにはいきません。

もう遊んでいる時間がないこともそうですが、
「泣き叫んだら思い通りになる」という教育を
するわけにはいきません。


(2)
「約束は約束!」

そう言って、泣こうがわめこうが、無理やりに
車まで連れて帰ろうか……?

それもありかもしれないけど、
ちょっと大変だなぁ・・・


(3)
「約束したでしょ!
わがままを言うんだったら、
もう連れてこないからね!(怒)」

と怒るのも、ちょっと違うなぁ…

だって、息子は別に「わがままを言いたい」ではありません。
もっと遊びたい、というのは自然な感情です。

それに対して怒るのは理不尽ですし、息子とは
また一緒に来て、楽しく遊びたいわけですし。


***


「……!!」

その時、1つアイディアを思いついたので、
すぐに実行してみました。

「そっか~、帰りたくないくらい、楽しかったんだね~」

あ、これはイケそう!

そんな感触があったので、続けました。

「また今度、パパと一緒に来て、楽しく遊ぼうね。」

『・・・』

「楽しかったね~」

『ね~』

「また来ようね~」

『ね~』


なんと、息子の態度が豹変しました。

いきなりご機嫌さん。

帰りたくないという「嫌」な感情ではなく、
「楽しかった」ところに目を向けたせいでしょうか。


それから車に乗るまで4~5回、

「楽しかったね~」

『ね~』

「また来ようね~」

『ね~』

と繰り返し、和気あいあいの雰囲気で
無事に帰宅することができました。

そして、また息子と遊びに行くのが楽しみになりました!

この技は使えると思ったのでシェアさせていただきました。
何かご参考になれば幸いです。

3月の講座予定など

3月に予定されている私の英語講座・イベント予定です。

【達セミ】「英語教育・達人セミナー」に登壇いたします。
3月5日(土)14:00~16:00@郁文館夢学園(文京区)
西澤ロイ流の英語指導法などのお話をさせていただきます。
http://www.g-education.com/tatu-semi.html

【特別講座】英語が自然と上達する“自分”を手に入れよう!
3月6日(日)14:00~16:30@両国
http://englishpower.net/program/

【DAF3】ドランク・アカデミー・フェス3に登壇いたします。
3月12日(土)12:30~18時?19時?@王子
http://www.daf.pink/daf3/

【特別講座】英語が自然と上達する“自分”を手に入れよう!
3月13日(日)14:00~16:30@両国
http://englishpower.net/program/

【2時間で英語が話せるようになる世界一聞きたい英会話の授業】
3月20日(日)9:45~11:45@大井町きゅりあん
第221回つなぎすとサロン主催
http://kokucheese.com/event/index/374946/

神との対話24(清原逮捕編)

スポーツ新聞の一面より:





清原のバカーーーーーー!

どうして覚醒剤になんて手を出したの…?

神さま、こんなの信じられないですよ!!



「そうか、あなたは清原の大ファンだったね。」



神さま、お久しぶりです。



「久しぶりに私のことを呼んでくれて嬉しいよ」



いえいえ。

私も神さまとお話ができて嬉しいです。


でも・・・

かなりショックなんですけど・・・



「何がかね?」



もちろん、清原のことです。



「清原の何が、かね?」



まさか、覚せい剤に手を出してしまって、

今回捕まってしまったことです。



「そうか、捕まらなければよかったね。」



はい、去年の夏には、警察の動きを警戒

していたからシッポを掴ませなかった

みたい・・・って、コラー!!

そうじゃないですよ!



「あ、そうじゃないんだね。」



まさか、覚せい剤に手を出していたなんて……


彼のあの生き様が好きで、ファンだったのに…

ただただショックです。



「覚醒剤に手を出したことの、何が問題かね?」



え、神さまは問題じゃないとでも?

精神を蝕む、魔のクスリですよ。

そんなものに手を出したら人生終わりです。

ずっと清原のファンだったのに・・・

裏切られた気持ちです・・・



「そうか。裏切られたと思うんだね。

そう思うのはあなたの自由だが、

あなたは清原のことを裏切るのかね?」




へ?

私、裏切ってなんていませんけど?



「さっきあなたは“ファンだった”

と言ったね。

もう清原ファンではないのかね…?」




だって、犯罪者じゃないですか。

“犯罪者のファン”だなんて、

ちょっと言えなくないですか…?



「いや、まだ容疑者であって犯罪者では

ないんだがね。」




清原本人が、使っていたことを認めて

いるじゃないですか。



「まあ、言葉の問題は今は重要ではない

から置いておこう。

ところで、あなたは戦国武将で誰か

好きな人はいるかね?」




隠れ歴女の私にそれを聞きますか。

そんなの決まっているじゃないですか。

の・ぶ・な・が・さ・ま。



「ところであなたは織田信長がどれだけの

人を殺めたのか知っているのかね。」




うー、そんなこと言うなんて

神さまのいじわる~~!!

私が殺人者のファンだなんて・・・



「いや、そこまでは言ってないよ。」



はっ、失礼しました。



「もしあなたが清原の本当のファンだったら、

彼の本当の復活を信じてあげたらどうかね?

奇しくもあなたは“彼の生き様”という

言葉を使ったが、これから彼の

本当の生き様が見られるのだよ。

ファン(fan)の語源はfanatic。

“熱狂者”という意味だよ。

“生き様が好き”だと言っておいて、

逮捕されたことで手の平を返してしまう人

を“ファン”と呼べるのだろうか?」




う・・・

確かに、そうかもですけど・・・



「誰だって、心の弱さを持っている。

そこに、アルコールやギャンブルなど、

何かが入り込んで、失敗してしまうこと

なんて誰にだってあるだろう。」




でも、クスリは別の話ですよ。

そんな、抜け出せなくなるものに、

手を出しちゃダメですよ。



「本当にそう思うのかね?」



う。

神さまの目の奥がキラーンと

してそうで恐い・・・



「じゃあ、ダメンズの彼から・・・」



きゃー、神さま、やめて!

はい、確かに私は、あのドロドロからは

なかなか抜け出せませんでした。

ごめんなさい!!



「だいぶ、物分かりがよくなった

みたいだね。」




さすがにこの対話も24回目です。

私も少しは成長しているんじゃないかと。



「そうだね。

究極的には自分も他人もいない、

ということを覚えているかね?」




だから他人を批判する行為は、自分を

批判しているのと同じなんですよね。



「お、分かっているじゃないか。

“頭”ではね。」




はい。

頭ではわかっているつもりなんですが

どうしても過去のクセで、

つい他人のせいにしてしまいます。



「それに気づくことが大切なのだ。

気づいたならば、そこから自分の意思で

選び直すことができるからね。」




はい。

でも、覚醒剤のような犯罪を

“心の弱さ”で片づけてしまっても

いいんですか?



「それを司法がどう扱い、そして

社会がどう扱うかは別の話だよ。

ただ、あなた自身の話として、ファンだった、

もしくはこれからもファンでいたいなら、

彼の心の弱さに目を向けたらどうだろうか。」




なるほど。



「清原は、とても繊細な男だ。

でも、弱さを見せるなんて、きっと自分の

プライドが許さなかっただろう。

それを見せないために、番長をふるまって

いたのかもしれない。

週刊誌上では、自分のことを『ワイ』と呼んで

いたが、周りの人間は実際にそんな風に言って

いるのを聞いたことがないそうだしね。」




そうなんですか。



「覚醒剤というのは、一度手を出すと、

やめるのは非常に困難だ。

自分の意思でやめるのは不可能に近い。

去年の夏には警察の動きを警戒して・・・

とあなたは言ったが、それが本当だとしよう。

警察にマークされているのを知っていたら、

誰だって逮捕の二文字が頭にちらつくだろう。

そうしたら、やめようと思うのが

普通の思考じゃないだろうか?

やめられるなら、とっくの昔に

やめているはずだよ。

それができなかったというのは、

どれだけ普通じゃなかったか、

その状況を想像してごらん。」




・・・

・・・



「あなたが好きなのは、メディアなどによって

作り上げられた番長・清原なのだろうか。

それとも、誰にも見せることのできなかった

等身大で生身の清原その人なのだろうか。」




そっか・・・

そうですよね。

私は彼の生き様を、これからも

ファンとして応援しつづけたいです。



「彼はただでさえ、メディアに叩かれ、

見知らぬ大勢の人に手の平を返されている。

有罪が確定したら、さらに懲役もあるだろう。

それが終わってからも、社会から冷たい

仕打ちを受けることになるだろう。

それが報いだと考える人も多数いるはずだ。

しかし、あなたがファンでい続けたいなら

これからも、いや、これからこそ、

誰がなんと言おうと熱狂的に、

ずっと温かく見守ってあげるといい。」




(これはあくまでもパロディーです)