あなたには人としてのOSは入っていますか?
と、聞かれたらまずパソコンやスマホに入っているけど
OSの訳ってなんだっけ?という感じでしょうか。
OSはオペレーティングシステムの略です。
オペレーティング=管理・制御
システム=体系
人としての制御の体系ということになります。
日本語では人格でしょうか。
人格とは個々の人々が持つ、独自の価値観、
行動様式などの総体、とあります。
いやいや、生まれてこの方人間やってきている訳だから、
できてるんじゃない?という人もいるかもしれませんし、
いや、そんなのなくて困っているという人も多いと思います。
ある、という人もいるとおもいますが、
現代では古典も読まない、本自体読まないケースも多く、
そうとう陳腐なOSとも言えるでしょう。
え、では、昔はどうなの?というのは
自然な感想ではあります。
それがタイトルにある素読につながります。
実語教、童子教、大学、論語などを
繰り返し繰り返し読む素読を含めて、
人としてのOS(人格)を向上させていっていたことが
分かってきています。
愛媛では実語教や論語の素読が
始まっているとも聞きます。
素読の重要性も思い出しましょう。
あなたには人としてのOSは入っていますか?
今回、格言俚諺の中から4つほど掲載。
君子は年の将(まさ)に衰(おとろ)へんとするのをうれへずして、
志(こころざし)の倦(う)む事あるを憂(うれ)ふ。(中諭(ろん))
閑散の人は溜水(たまりみず)の如し、
遂(つい)に腐敗すべし(佛國(フランス)俚諺(ことわざ))
天は必ず正義に与(くみ)し、
神は必ず至誠に感ず。(東郷平八郎)
聖人は人に因って以て教(おしへ)を立て、
教を立てゝ(て)以て人を駆(か)らず。(伊藤仁(じん)齋(さい))