英語が “できる人” 気分 | ことばの魔法 ことばのチカラ~ことば探検家ひろが見つけたコトバと人間

ことばの魔法 ことばのチカラ~ことば探検家ひろが見つけたコトバと人間

ことばに宿る、不思議なチカラ。
人間の言語習得やコミュニケーション能力の奥深さはまだ解明されていないけれど、とんでもなくおもしろい。
気づいたら私のコトバ探検は本格化されていた。

「私ってば、英語ができる人っぽい♪」

こう思えるのはどんなとき?


長めの文章が言えたとか、難しい言い回しができたとか、きっとそれぞれあると思う。
「あんな風に話せたら…」はみんないろいろあるもんね。


「私ってば、英語ができる人っぽい♪」
私がそう感じられたのは

 「I do!」

と言えたときだった。


さて、意味がわかるだろうか?


これは中学校で習った
 「Do you have ~?」
 「Yes, I do.」
の『I do.』ではない。(文法的意味としては同じだけど)


ではどういうことかというと…


たとえば相手がこんなことを言ったとする。
(たとえが実生活丸出しだけど^^;)

「この間友達が、卵も砂糖も乳製品も使わないでお菓子を作るんだって言ってたんだよね。
 どういうことだろ?
 そんなんでお菓子になるのかな?
 味とかさ…おいしいのかな?」

首を傾げる彼。
それに対して私がひとこと。

 「I do!」

これだ。
そして相手からはこう返ってくる。

 「Oh, you do?!」

そして会話が展開されていく…

こんな感じ。


日本語で言い換えれば

 「私作るよ!」

 「え、マジ?!」

みたいな感じかな?
すごくナチュラルでネイティブっぽい(と私は思う)。


そんな感じの会話を展開したとき
私は密かに、一人で勝手にうっとりしている。


 今の「I do.」かっこよかった~!!


なんてね。
ものすごい自己満足。


でも外国語を身につけるなんて、自己満足がなければ続かないじゃない。


私は学者ではないから、外国語で難しい文献を読んだりはしないし、長文読解ができなくてもそうそう困らない。

それよりも会話の中でナチュラルな言い回しができたときに、テンションが上がる。

もちろんNatural Englishは「I do.」だけではない。
だからやっぱり、いろいろな単語・イディオム・表現を自分の中に落としていく必要はあるけれど。



「私もそれをすることができます」って言うより
「私できるよー!」って言えた方が、より嬉しい。

そんな感じ。
伝わるかな?