小さな子が妙に大人っぽいひとことを口にしたり
ぎょっとするようなことを口走ったり
そんな場に遭遇したことはありませんか?
私はあります。
姪っ子だったり、友達の子だったりいろいろですが。
「何でそんなことば知ってるの~?」
とほほえましく思えることもあれば
「どこで覚えてきちゃったの?!」
なんてびっくりすることも。
そんなとき、よく耳にする親のセリフがこれ。
「きっと私が無意識に言ってるのね~…」
確かに。
「そういえばあなた、そういう言葉使うね」と納得顔でうなずいてしまいます。
教えているわけではないのに、こども達は自然に
自分のまわりでとびかっている言葉を使うシチュエーションを掴んでいく。
次にそのことばを使ってみる。
そして意味を見つけて自分のものにしていきます。
おもしろい。
音が先。
真似してから、意味があとでついてくるって。
不思議だけど、みんなそうやって大きくなってる。
姪っ子のKが2~3歳になる一時期、よく言っていることばがありました。
「笑い事じゃない!!」
そう言われて大人は思わず笑ってしまうのですが^^;
Kはそのことばの意味を大人のように理解していたわけではないでしょう。
でも使うタイミングはバッチリ☆
ある日、入園予定の幼稚園に行った彼女は非常に緊張していました。
緊張のあまり、お絵かきもジャンプも何もやろうとしないK。
そこで彼女に笑いかけてくれた先生(彼女にとっては見知らぬ大人)に向かってひとこと。
「笑い事じゃない!」
いや、笑っちゃうんだけどね。
そんなあなたがかわいくて。
きっと彼女のまわりの誰かが口にしていたのでしょうね~。
「笑い事じゃないわよ」って。