狐の嫁入りの意味 | 箏曲 菊温会

箏曲 菊温会

琴と三味線をしています♪ 13,17,20絃♪ **お気軽にお問い合せ下さい**
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今度演奏する曲は、「狐の嫁入り」

私の知っている狐の嫁入りの意味は
『お天気雨の時は、狐がお嫁入り行列をしているんだよ』
という晴天時の雨のコトデス

辞書を引くと意味が2つあって
もう一つは、野山に狐火が並んでいる様子だそうです
http://dic.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&dtype=2&ei=utf-8&p=狐の嫁入り

狐火は一つの状態のも見たことがないので
並んでいるなんて想像できませんが・・・

お天気雨の雨も色々な伝承があるみたいですよ
 狐が化かしているとか、雨乞いの犠牲になった狐の涙とか・・・

地唄の「狐の嫁入り」は
人間の儀礼である冠婚葬祭の内の
婚礼を狐が真似て花嫁行列をしている様子です
結納もして吉凶を考えて日柄や方角をを選んで
花嫁衣装を身にまとった花嫁を籠に乗せて
みんな尾っぽを出したまま長い列をつくって
提灯をぶらぶらさせながら行列をします
その長い道中の中頃から晴れているのに
雨が降って来ます
その様子を何とも狐の行列らしく
目出たいなぁとお祝いする
というお話です


音譜世の中に冠婚葬祭の四つの礼儀あり 

其が中に大礼と言ふものは 婚儀なり

畜生道にありながら狐は人の学びを成し

まず結納を取り交わし

方角日柄を選びたり

中段下段吟味して

山のめしびや三隣亡、豹尾は格別

大禁物 

いよいよ日柄を取りきわめ

(手事)

そもそもその日の行列は

先箱、台傘、猩々緋、六尺ぞろえの折鶴紋

先提灯に後提灯

ぶらりぶらぶら

長き尾のひきもちぎらずうち続く 

嫁御は籠のうら若き

かづき帽子や白装束 

同じ尻尾の長々と 

長道中の半ばより晴れたる日よりの村時雨
 
降るかと思へば照りわたり
 
照るかと思へばバラバラバラ 

げにもお狐の嫁入り日和 

程なく祠へ着きにけり

いはねど知るき

コンコンの

あな目出たしと祝うらむ~音譜

http://members.jcom.home.ne.jp/wj2m-nrmt/page58.htm


新潟の津川では伝統行事として「狐の嫁入り行列」をしています

http://www.town.aga.niigata.jp/kankou/yomeiri/nagare/index.html