オリンピック開催前、梅雨のいまが花の植え時と、お墓に行きました。
夫と次男と、夫と私の両親が眠るお墓に。
下記は庭に植えた花ですが、可愛かったのでその中から選んで植えました。
植えたばかりで間延びしているけれど、もう少したっらみっちりなるでしょう。
青紫には次男の想い出があります。
下記は、次男の葬儀のときの詩です。
次男の色
わが家を出て4時間半後
再び葬儀場に着くと
青紫がひときわ目につく花々に埋め尽くされた祭壇に 迎えられた
一昨日 迷うことなく決めた花の祭壇
私の心は葬儀場から飛んでいく
15年以上前に逝った夫の仏壇に飾られている写真
23年前の私たち家族へと
夫の膝に抱かれている有文が着ているプーマのトレーナーは 青紫
小学校時代 どこへ行くにも持ち歩き
いまだわが家の引き出しに眠っているアディダスのウエストポーチも 青紫
そこにいつも入っていたのは
図書館のカードと お小遣い
「働くのってたのしいな」と歌いながら
コロッケの具をこね 食器を洗い
お手洗い掃除までしてためたお金
父親似だった次男
叶えられた夢の果実を味わうこともなく
技術者としての仕事を遂行した半日後に
命果てることまでなぞったのか
✩
使い込んではあるが どこも痛んでいないポーチが
わが家から飛んできて輝きはじめる
花の祭壇から永遠に微笑み続ける青年は
20年以上前の小学生になって
ウエストでポーチをぎゅっと締め直し
歩き出す
青紫のスターチス 白いユリ 黄色のオンシジューム
花畑の上を
父親とともに
『体内時計には逆らえない』(2019年)より
私は4人家族だった実家の父と姉の2人の病気を経験しました。
ガンだった父は、死に至りました。
母は老衰だったから病気とは言えません。
姉はBSGを打って陽性反応が出たのに結核になりました。
最近調べたら、それは次のような理由でした。
「過去にはツベルクリン反応が陽性となるまで、何度も接種された時期がありました。
BCGは幼児での重症結核を予防することには、ある程度有効ですが、成人の結核を予防することについては殆ど有効ではありません。
そのため、過去にBCGが接種されてツベルクリン反応が陽性となっている成人は結核菌に抵抗力があると思ってはいけないのです。
ツベルクリン反応が陽性であっても、結核菌には感染する可能性があるのです」
Vol.45 結核とBCGとツベルクリン反応|矢野先生のコラム|健栄製薬株式会社 (kenei-pharm.com)
私は一緒の家に住んでいましたが、感染しませんでした。
また結核菌を持っていても、発症する人としない人がいます。
身体が弱っているときに感染したり、発症したりするのです。
夫が2回インフルエンザにかかったときも、私たち他の家族は、かかりませんでした。
結婚後、夫と次男の病気と死を経験して、病気に対する考え方が深まりました。
夫は結婚前に感染したC型肝炎と仕事上の無理がたたったので、
次男は遺伝的な睡眠相後退症候群なのに、無理して社会生活に合わせ、早起きしたので、睡眠不足になり、死に至りました。
次男は家庭にいたときは、食生活は超健康的で、睡眠も満ち足りていたので、健康でした。
けれど、家を出て社会生活を送る中で、食生活は内容も時間も乱れ、
それが睡眠不足につながり、さらに、それが食生活の乱れにつながるという悪循環に陥りました。
そんなことから、なによりも睡眠と食生活、自分の免疫力こそが、健康の基であると実感しました。
それは、多くの免疫学者の意見でもあります。
福岡伸一「自分の免疫が最高のワクチン」 活性化に大切な「リラックス」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット) (asahi.com)
ここでは詳しくは書きませんが、病気は年単位、ときに何十年、遺伝的なものはその子孫までも見るという長期的視点が、大切です。
次回は第3水曜日 7/21にお会いしましょう!
ユーチューブ投稿
エーザイ筑波研究所での講演
体内時計には逆らえない ~「眠る」も「学ぶ」も「働く」も体内時計に従えば世界は変わる ~
「白く舞うもの」を 「涙のトッカータ」のスキャットに乗せて
自作の詩語りとスキャット
~ ギターとピアノと共に ~
『去っていった人 残されたものたち』