病気の猫を保護して ②

 

8月19日に保護した子猫は栄養失調で病弱。

 

保護したのは6時。動物病院の診察は10時。

 

家を出たときからずっと抱かれて眠っていたので、

メヤニは糊に変わり、

診察台に下ろしたときは盲目状態。

 

保護した前後の状況を話したが、聞き終わるなり、

「このままで、育たないでしょう」と獣医。

 

病院に行けば何とかなると信じていたので

一瞬、理解できなかった。

 

「親の元に戻したほうがいいのでしょうか?」

「戻すと死にます。親猫は最初からわかっています」

「間引かれる子がいます」

 

「哺乳瓶でミルクを飲ますつもりですが?」

「吸う力がないでしょう」

「死んだときのことを覚悟をしておいてください」

飼うつもりなら辛い思いをしますから」

 

「元気になったら目の治療をお願いできますか?」

「治療はしますが、親からウイルスをもらっているので

 病気と付き合うことになりますよ」

 

離れてひとりでいたのには理由があったのだ。

 

質問には丁寧に答えてくれたが、処置も投薬もなく

触りもしない。

自然に任せるという考えなのかもしれないが・・・。

 

できるだけのことをしてダメなら諦めようと話し、

ホームセンターに行き、子猫に適した食品を探した。